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何でそこまで side沖田 ページ44

 ̄ ̄ ̄ ̄



寝たフリをしてる間にアイツは帰って行った。

やっとうるさいのから解放された。

やっと本当に眠りにつける。


そう思って目を瞑ってもなんだか眠気が全くなく、なかなか寝付けない。


ふと、厠で行こうと体を起こすと、近くにおぼんがおいてあった。かゆとレンゲと二つ折りにされた手紙が乗せられていた。


これがさっき独り言で言ってたやつか。


――――――
――――
……


「あっ、総悟くん寝ちゃってる……?」

「じゃあもうおかゆ置いとくかぁ」

「あ、ついでに手紙も添えておこう」


――――
……



手紙を開いてみる。



『 総悟くんへ


早く治るといいね。治るまで看病するから!

良い夢みてね!


三枝 』



余計なお世話なんでィ。


イラつきながら厠に行き、帰りの廊下で山崎と会った。


山「体調、大丈夫ですか?」


「心配すんじゃねェや」


山「……おかゆ、冷たくなっちゃいますよ」


「あ?」


山「沖田さんの自室少し空いてて見えたんです」


「・・・」


山「お礼……んー、まあ言いたくなかったら言わなくていいと思いますけど、おかゆは食べるべきだと思います!」


いつに無く真剣な眼差しの山崎
なんでみんなしてそこまで言うのか。

山崎の言葉には返答せず自室へ戻った。


チラッと横目でかゆを見つめる。



「はァ……食えばいいんだろィ?」


ラップを外しかゆをすくい、口に運ぶ。


「冷てェな」


でも美味い。



なんでこんな俺らしくもねぇことしてんだか。

いつもの俺ならゴミ箱にぶち込んでるだろう。



……全部熱のせいだな



自分にそう言い聞かせるようにし、眠りについた。



.

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後輩K - これ面白いですね!わたし好きです! (2016年5月30日 21時) (レス) id: f6c1d76e68 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - アヤネさん» 嬉しいですありがとうございます(T ^ T)更新頑張りますね! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - レイさん» うれしいです!私もイチャイチャさせたいです!(笑)ありがとうございます! (2016年3月14日 21時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ(プロフ) - 来ちゃいました~!万事屋に来た可愛い小娘のときのリクエストに似ていて勝手にうれしくなっちゃってます笑やっぱゆずさんのかく小説は最高ですね!更新楽しみにまってます!! (2016年3月14日 2時) (レス) id: db2705815e (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - お邪魔します!前回の作品から読ませてもらってます!お話とても面白いです!沖田さんと夢主ちゃんのイチャイチャ早く見たいです!絶対可愛い!これからも無理せず更新頑張って下さい!楽しみにしてます(*^^*) (2016年3月13日 22時) (レス) id: 4800545bee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆず | 作者ホームページ:http://yuzuhomepage  
作成日時:2016年2月23日 11時

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