直球片思い【沖田総悟】

間接キス side沖田ver. ページ5

side沖田
￣￣￣￣

次の日、AとAの母さんが経営してる団子屋に、真選組のみんなで訪れた。
……そういえば前まではよく一人で来てたな、ここ。


隊士「お〜、Aちゃん今日も可愛いね！」


隊士「なんか、目の保養になるよな」


「そんなに褒めたって何も出ませんよ！」


笑顔でそういいながら、みんなにひとつずつ団子を配り始めるA。
配り終わったソイツは、明らかによそよそしく俺の隣に座ってきた。


「総悟くん、三色団子だねっ」


沖「あぁ」


「おいしそー。私にもちょうだーい」





……コイツ



間接キスしようとしてんのか



粋な事するなお前




……既に顔が赤いテメーにできるか？



「ほれ」



言われた通りあげたのに、「えっ」と、驚かれた。


そして何やら団子を見つめ奮闘している様子。

団子を目の前にこんな表情をする人間は他にいねーだろう。


数秒見つめた末、脱力してテーブルに顔を伏せ、


「…やっぱりお返しします」と言われた。

返された団子を食べようとしたら「あ、待って！」と言われ言われた通り待ったら「早く食べちゃってくださいよ！」と怒られた。


なんだコイツめんどくせェ。



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