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「じゃあ俺、モトキ、だほ、マサイの順ね!」

「どうぞ…」


絶対目だ…なんて思いながらシルクさんが聞いてくる。


「なんで東京に来たの?」

「んー、一人暮らしをしてみたくて」

「意外と単純な理由だからびっくりした笑」


そう。

普通はみんな大学で一人暮らしだよね。

私はしたくて来ただけ。

特になんの意味もない。


「じゃあ俺ね!グミ好き?」

「好き!果汁グミとかピュレグミとか!あ、ポイフルもめっちゃうまいし!今欲しいのがくまさんの形のグミなんだけどあれ、もうなくてさ…あっ」

「…めっちゃ語るねぇ笑 俺もグミ好き!」


視線が私に集まってるのがわかる。

食べることに集中していただほちゃんも多分驚いてるだろう。

グミになると話が進んじゃう。


「ごめんっ!//つい…」

「じゃあ次俺か!ゲームは好き?」

「んー、あんまりした事ないから…」

「そうなんだ!この後みんなでスマブラしよ!」

「スマブラ…?とりましようかな!」


スマブラとは。

スマートブラ?

そんなゲームある?

だほちゃんはすぐに食べるのに夢中になった。

そんなにお腹すいてたのかな?


「じゃあ、俺か。彼氏いたことある?」

「…お恥ずかしながら無いのです」

「まじ?!」

「えー!めっちゃ可愛いのに!」


モトキが言った。

可愛いなんて初めて言われたかも。


「ありがとう、モトキ。お世辞でも嬉しい!」

「いや、まじで可愛いと思うよ俺は」

「俺も」


続いてシルクとマサイも言った。

小学とか中学でも言われなかったけどなぁ。

まぁそりゃ友達いなかったし。


「マサイは彼女いるの?」

「いたよ。別れたけどね。YouTube始めてからはいないかな」


そっか。

なぜか心の中で安心している自分がいる。

別に好きでもない。

……ん?

いや、わからない。

もし今彼女いるよって言ってたら…。

その時心がズキッとした。

好きなんて。

愛さえもわからない自分が、好きなんて。


「A…?」


不安げな声で私を呼ぶシルク。


「目、灰色だったよ」

「えっ…?」


灰色?

どんな気持ち?

モヤモヤする気持ち。


まるでどんよりした曇り空のような。

○運命の人○→←。



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ゆりりん(プロフ) - 愛恋さん» 楽しみですー! (2019年10月30日 7時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - ゆりりんさん» マジですか!ありがとうございます!続編では歌い手さんも出す予定なのでぜひ楽しみにしててください! (2019年10月30日 0時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - わたし、歌い手×Fischer'sが大好きで(笑)、すごい楽しく読ませてもらってます〜(*^^*) (2019年10月29日 23時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 愛恋さん» ありがとうございます(*T^T) (2019年10月27日 19時) (レス) id: 638a835745 (このIDを非表示/違反報告)
愛恋(プロフ) - ゆりりんさん» マジですか?!ありがとうございます!全然、いつでもコメントしてください! (2019年10月27日 17時) (レス) id: a1456b30f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな x他3人 | 作成日時:2019年10月11日 18時

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