序章 ページ1
渡谷 純
7月13日生誕
職業 中学生
所属 2学年 2組 24番
サッカー部員
魚より肉派。肉より刺身派。
ごく普通の日常をもつ男
好きなスポーツ サッカー
好きな食べ物 プリン
好きな教科 無し
好きな人 菖蒲 尊 (女子)
僕は菖蒲が好きだ。
何故かはわからない。
だけど好きだ。
これは、菖蒲 尊が タヒんだ前後を行き来する物語。
僕が変わる物語である。
「じゅんじゅん誕生日おめでとーッ!!」
「ありがとう卯月」
7月13日。僕は14歳になった。
祝われて正直、嬉しい。
「渡谷誕生日おめでとー」
「ありがとう山吹」
「あ、そーいやね、今日転入生が来るって話。知ってる?」
「ん?なんだそれ?じゅんじゅん知ってるかー?」
「いや、知らねぇ。」
「転入生、女子だってさ。渡谷って好きな人とかいないでしょ?渡谷にとって愛の誕生日プレゼントになるんじゃ…ない?」
「山吹ー、それは言い過ぎじゃね?」
「うっちゃーん。私には小さな夢があるの!!渡谷に恋人をいさせていつかからかうという夢をね!!」
「ちっぽけな夢だなぁ」
「いいの!!」
これが『フラグ』というものだろうか。
転入生は山吹の言う通りプレゼントだったのかもしれない。最高で最強で最凶の、プレゼントだったのかもしれない。
キーンコーンカーンコーン
「皆席に座れー。今日ーは転入生をー紹介するー。ほらー入ってー。」
そうして教室に入って来た転入生は山吹のいう通り女子だった。
「菖蒲です。菖蒲は苗字です。山形から来ました。よろしくお願いします。」
「皆仲良くしてあげろよー。じゃあ空いてる席ー…じゃあ女子同士だけど山吹の隣に座ってくれー。」
「はい」
「菖蒲さーん?ここだよー!!」
「はい」
翌日の休み時間、山吹は菖蒲を連れてきた。
転入初日は興味津々って顔の女子達が群がってたからか連れて来れなかったのだろうか?
「ねー?下の名前はなんていうの?」
「みこと。尊いって漢字でみことです。」
「とーとい…?」
「尊敬のソンです」
「そんけい…ああ!!なるほど!!あと敬語じゃなくていいから!!あたしのことは蛍って呼んで!!」
「うん…蛍ちゃん…。」
「菖蒲ちゃんって静かだよなー」
「うん。」
「あ!!そーいえばさ、昨日帰り道にさ、菖蒲ちゃん見たぜー!!なんか帰るときあの向日葵畑のど真ん中から帰ってたんだぜ?菖蒲ちゃんって虫とか平気なのかな?」
「…」
「あれ…もしかして…菖蒲ちゃんのこと…!!」
「ハハ…違う違う!!お腹空いただけ!!昼飯食べようぜ」
「ハハ、はいはい…!!」
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作者名:とまとまーと | 作成日時:2016年6月25日 23時