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51.#うちのこんのすけって実はめちゃくちゃ有能なのでは ページ3

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ゴミ捨て場で予想が撃沈した後、僕と小狐丸さんは木陰で水分補給をしながら考えていた。


主「厨…には、さすがに隠すスペースはないですよね…」

小狐「……そうですね、いくら本丸が大所帯になるとはいえ、そこまで広くはないと思われます」

主「では、残すは鍛刀所…?」

小狐「その可能性は高いかと」


冷たい麦茶の最後の1口を飲み干して立ち上がると、ぐっと伸びをした。


主「さぁて、お宝探しに行くとしますか」


そう言って本丸の方へと歩き出す。
間取りなどを把握しているこんのすけがトコトコと前を歩いて先導してくれた。


こん「鍛刀をする所はここになります。折れた打刀の刀剣男士もおりますので……紫苑様にもいつか鍛刀をして頂きます。日課の任務にはいちおう3回鍛刀をすることとありますが、もちろん紫苑様のよろしい時で結構です」


そう説明をして、こんのすけは南京錠がかかっている鍛刀部屋の扉に前足を置いた。


こん「それでは、2つの鍛刀部屋、解放します」


丸い光がこんのすけの前足を中心に広がり、その部屋にかかっていた鍵が外れた。
2つ目の部屋も同じようにして開ける。


主「こんのすけさんはこんな事もできるんですね…凄いです」


素直に褒めれば「これでも政府の管狐ですので!」と胸を張っていた。少し…いや、かなり可愛らしい。


小狐「まずは部屋の中の確認をしましょうか。今日はとりあえず、ここがどういう間取りなのかを確認して離れに戻りましょう」


小狐丸さんの言葉に頷いて周りを見回す。


主「そういえば、鍛刀ってどうやってするんでしょうね…」

こん「それでしたら、専門職の妖精さんがいらっしゃいますよ。今は…鍛刀部屋を解錠したばかりですので、炉に火が入れば彼らもまた目覚めると思います」


聞くところによると、長い間使われていなかった鍛刀部屋の妖精は、次に炉に火が入るまで眠りについているらしい。

炉は当然、埃などが凄くて使えるような状態ではなかったが。


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52.灰の掃除って割と真っ黒になるよね→←50.真夏のゴミ捨て場ってたまに腐敗したゴミの変な匂いするよね…



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作者名:佑菜 | 作成日時:2019年5月10日 1時

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