7.いらない ページ8
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貴「残念ながら、私はあなたの主人になることはできません。」
途端に小狐丸さんは悲しそうな顔をする。
小狐「ぬしさまはそんなに私を近侍にすることがお嫌ですか…？」
貴「違います、そうではなくて…私が巫女だから、あなたの主人になれないのです。」
こん「なるほど、付喪神とはいえ神様である刀剣男士の主に、巫女である紫苑様がなるわけにはいかないと、そう仰りたいのですね紫苑様？」
貴「そう、そのとおりです。そんな恐れ多いこと、私にはとても…」
できない、と言おうとした時だった。
急に小狐丸さんが私を引き寄せた。
？「ちっ…しくじったか、邪魔するなよ小狐丸。」
小狐「邪魔などしておらん。ぬしさまに刃を向けるとはいい度胸だな、
……鶴丸国永。」
小狐丸さんは僕をかばうように後ろに隠した。
そっと覗くと、今まで僕がいたところに、刀が刺さっている。
鶴「その女、新しく来た審神者だろ？…汚らわしい。」
小狐「言葉を慎め…って、ぬしさま？！」
小狐丸さんが慌てた。
僕が小狐丸さんの後ろから出て来たからだ。
貴「初めまして、鶴丸国永さん。紫苑と申します。以後、お見知り置きを。」
鶴「人間の名前なんて、知る必要もないし、知りたくもない。この本丸に主人なんていらないから。」
吐き捨てるようにそう言って、鶴丸さんは何処かに行った。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
