11.子虎 ページ12
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昨日と同じように、二人と一匹で朝食を囲む。
きっと、大勢で食べるご飯はもっと美味しいんだろうな。
早く仲良くなりたい。
貴「さて…刀剣の皆さんに挨拶にでも行きますかねえ。」
小狐「ぬしさまは危機感がなさすぎる。昨日のようにいきなり斬りかかられたらどうするのです！」
貴「…さすがに危機感はありますよ？…ですが、あなたが隣にいてくださるのでしょう？」
そう言って見上げたら、複雑そうにお任せください。と言われた。
よし、まずは敷地内の散策といきましょうかね。
こんのすけを踏みそうで怖いので、昨日と同じく抱き上げて歩くことにした。
小狐「空気が澱んでおりますね。」
貴「仕方がありませんよ、ここの主人がいない上に、皆さんの神気が溜まりすぎているのでしょう。それをなんとかするのも、私の役目です。」
ここの主人になれない以上は、何か別の方法を考えなければならない。
陰陽道ではあるが、風水を参考にしてみるか…
溜まり過ぎている悪い気は必ずどこかから逃がしてやらねば、新しい気は入っては来ない。
要するに、空気と一緒だ。
そうやって考え事をしながら歩いていると…
？「とっ、虎くん！危ないから降りておいで！」
そんな声が聞こえてきた。
この本丸では、虎を飼っているのかと考えながら、様子を見に行く。
白いふわふわの髪の子が、涙目になって、木に登ったきり降りられなくなったらしい子虎を見つめていた。
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佑菜(プロフ) - 五月七日さん» 応援ありがとうございます。話の続きを待たせてしまって申し訳ないです。 (2018年10月24日 12時) (
レス) id: 4551e98c94 (このIDを非表示/違反報告)
五月七日(プロフ) - 凄く面白いです！応援してます！更新待ってます！ (2018年10月5日 20時) (レス) id: dbeede1e64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佑菜 | 作成日時：2017年4月23日 18時
