99話 ページ1
〜過去の続き〜
るぅとside
『ねぇ、楽になりたい?』
その楽というのがなにか、それは死を意味するもので
僕がさっき「死にたい」と言ったことを聞かれていたのではと一瞬怖くなった。
『楽になりたいなら見本...見せてあげる』
その見本という言葉は何の見本なのか
それは僕が殺したようなものになる。
それをわかった上で言っている。
る「僕が楽になりたいと言ったら本当にするんですか。見本だけ見たら僕はまた家に帰るかもしれないのに?」
そんなこと言ってもやっぱり聞かなくて
『ふふっ、いいんだよ。私は貴方の死を望んでいないもの。その逆だよ。私が死ぬのをまじかで見て脳に焼き付けて死を恐れて生きて欲しい。
無理やりだけどそうでもしないとこの先のあなたの人生はとても短いものになりかねない。』
言ってることもやってることも普通の人間じゃない。
優月さんは
体験した上で経験した上で説得力と実行力を身につけていて誰かを自分の命を引き換えに救うような人だった。
『別にいいの。楽になりたいと思っても。でも仲間...でしょ?メンバーが6人もいるんだよ?
誰かを利用したって助けを求めたっていいんじゃないかな?』
僕には分からなかった。人が人を助ける理由が。
だから人というものを見下していた。所詮なんの繋がりもない駒同士なのにって。
る「なんで助けるんですか」
『理由なんていらないじゃん。私が良ければそれでいいの。人なんてそういうもんでしょ?』
この言葉は僕の道理にあっていた。人間の勝手な行動で優月さんは僕を助けたんだ。
分かった気がした。この人がメンバーである限り悩むことも楽になることも叶わない。
『で?どうする?』
もう答えは決まっていた。
る「いつか...優月さんを今日のように僕が助けてみせますよ!どちらが先に楽になるか...楽しみです」
そう笑って答えた。
すると優月さんも笑って
『そっか!』
って言ったんだ。
━━━━━━━━━━━━━━━
あの後から僕はゆづちゃんに心を開きゆづちゃんにはすぐに頼るようになった。
絶対に助けるって言ったのに、前のライブの事件も今回も何も出来なかった。そんな自分の不甲斐なさに笑えてくる。
本当は
る「先に楽になるなんて許しませんから...」ボソッ
こ「?」
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花優月(プロフ) - のんさん» ありがとうございます(><)この作品を見つけてくださったこと、読んでいただけたこと見ていきたいと言っていただけたことがとても嬉しいです。本当にありがとうございます。占ツクをやれて良かったです! (2022年1月5日 23時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 全然変じゃないです。私はこのような作品を作ってくださってとても尊敬しています!私なんかが言える立場じゃありませんが、生きて頑張ってください。応援しています!ずっとこの作品をみていきたいんです! (2022年1月1日 21時) (レス) @page26 id: 00dda6d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» 私のこそ救っていただいてる身なので感謝しかないんですよ。 本当にありがとう。 (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» モルさんの言う通り死にたきゃ死ねばよかった。けど出来なかった。だから生きるしかなかった。ありがちな言い訳ですwモルさんの言葉、とても嬉しかったんです。今の私には死んでもいいんだよって言って貰える方が楽な気がしたんです。ありがとうございます。 (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - mol(モル)さん» 返信が遅れてしまってすみません。まずはご覧いただきありがとうございます!コメントもとても嬉しかったです。死にたくなくて自傷も薬もしていたんです。でもやっぱり親は死にたいんだと思ったんだと思います。まぁ仕方ないんですけどねw (2021年11月21日 22時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2019年9月29日 1時