訳ありすとぷりメンバー

48話 ページ49

さとみside




『あんたこそ誰』



いつもより格段に低い声で言った優月を見てメンバーも驚いた顔をしていた。




さ｢優月...｣




莉｢ど、どういうこと！？｣




る｢記憶喪失？｣




ジェ｢裏の優月じゃないん？｣




な｢俺もそうだと思う...｣




こ｢男の子のAちゃんってこと？｣





さ｢とりあえずついてきて。｣




『ついてきてって言ってついてくヤツいるの？』




それもそうだ。じゃあどうしたらいい？考えろ俺。





美｢何してんのー？｣




全『え？』






美｢あ、すとぷりの方々だ！こんにちは！って優月。馬鹿だなぁ。｣





『美月...。俺の意思じゃねぇーし。』




美｢あ、優月だ。｣




『はぁ。助けてくんね？』




ﾄﾞｳﾅｯﾃﾝﾉ？




美｢とりあえず優月をこっちにください。

んで、みんなで私の家来てください。｣




そう言われた途端優月は美月の方へ歩いていった。




俺らもこのままじゃ何も始まらないのでついて行くことにした。





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ここからほとんど会話文

美月邸




美｢じゃあ、説明、私からしますね。｣




『...』



美｢優月の本当の名前は花月。裏人格が優月。でも放送で言ってた通り花月はこの名前を嫌って優月の名前に変えた。｣





『俺は男。で、優月。優菜から助けてって言われた時だけ、出てくる。』




な｢ってことは...Aちゃんは助けてって言ったから優月くん？が出てきたってこと？｣




『そういうこと。あなた達は花月のなんなんですか。』





ジェ｢俺らはAちゃんと一緒に活動しとる仲間や。｣




『なるほどねぇ。名前は？』




な｢ななもり。｣


ジェ｢ジェル｣



さ｢さとみ｣



る｢るぅとです｣



こ｢...ころん｣



莉｢り、莉犬｣




『あー。あれか。花月とは、あんまり記憶の共有ができない。俺がやったこともしたことも覚えたまま戻ることはほぼない。

強いデジャヴがおこることはある。

俺は花月の記憶を少しだけ覚えてられるけど。。』



る｢じゃあ僕達のこと少しは知ってたんですか？｣



『まぁ多少。結構花月が1人言で言ってたりするからね。』




こ｢へぇ。｣




『今はまだ花月は心の整理ができていない。だから会いたくなかったんだと思う。

でも目が覚めたら花月に戻ってると思うからその時は優しく声をかけてやって欲しい。


人一倍寂しがり屋だから』









その後優月は目を閉じた。

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