御伽46 ページ22
城に着くとキラキラとした目で城を見る彼女。
『着いてきてください。』
と言うと私の後ろをちゃんと着いてくる。
大広間を通って城内の奥に進むと坂田とセンラによって呼び出されていたななもりさんが立っていた。
予め馬車が城前に着いたら呼び出すように言ってあった。
私はななもりさんの前に行き
『お待たせしました。ななもりさんのお母様です。』
と言って一方横にずれた。
すると私で隠れていたななもりさんのお母様とななもりさんが対面した。
私はその場から離れた。
きっと感動の再会だから。話が落ち着いたであろう頃に今日は1晩泊めてあげるように伝えると2人はななもりさんの客室に歩いていった。
一件落着...そう思って疲れきったからだを無理やり動かす。自室に戻ろう。そう思った時
る「やっぱりわからないです。」
後ろから声をかけられた。
『なんですか、るぅとさん』
る「僕には残酷と言われる意味がわからないし、冷たい人を装う貴女の意味もわからない...。
本当に女王様は婚約したくて僕らを集めたんですか...?」
彼は痛いところをつく。前からそうだ。
父が死んだのは事故ではない。
今回もそう...私が彼らを集めたのは婚約目的ではない。
彼が私を段々と信用してきている。きっとななもりさんも今回のことで心を開いてくれるだろう。
あとは、さとみさんだけ彼が心を開いてくれればきっとこんな茶番をしなくてすむの。あとは信用されれば条約改正の話を持ち込んで終わり。
きっと莉犬さんとジェルさんところんさんはななもりさん、るぅとさんさとみさんが私を信じるといえば便乗してくれるだろう。味方にするべきはななさとるぅとだ。
けど今それを言うべきではない。下手にさとみさんに本当の私のことを言われたらきっと彼は信じてくれない。
私が脅したのでは?とか女王命令か?とかさらに疑心暗鬼になると思う。
彼の心を開くには私自身が何かをしなくては行けない。
だから
『そうですけど』
と返す他なかった。
失礼します。と言ってその場を去ろうとした。
『あ、1つ謝らなきゃいけないことが。るぅとさんの国の職人たちはみな船で返しました。やっと見つけたんです。全員。きっと明るい国に戻るでしょうね。
復興をお祈り申し上げます。』
そういった後私は自室に向かった。
508人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絶賛病み期中。 - 私めっっっちゃギャンブル好き(賭け事は決してしてません!あくまでそういう漫画が好きなだけです!例えば賭ケ○グルイとか、、、 (2021年2月5日 20時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
mikiyuika(プロフ) - へへぇ(´∀`#)きましたよっ← (2020年12月18日 18時) (レス) id: 66d8b5925a (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ@家族_ぱぱ(プロフ) - 遅れすぎて悲しい(´;ω;`) テスト終わったよぉはーちゃんも私もお疲れ様だね! まふさんが、この前、HeySayJUMPに楽曲提供したんでしょ?凄いねぇ! あと、ころんくんが「アスター」出すのも嬉しい!(金欠恨む…w) 続編にもコメするね!(( (2020年12月15日 7時) (レス) id: 4d87f285ed (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - #よにん。@str48&変人系カップル&踊り子さん» ありがとうございます!! (2020年12月14日 20時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。@str48&変人系カップル&踊り子(プロフ) - テストお疲れ様です! (2020年12月14日 20時) (レス) id: 37e9e3d202 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花優月 | 作成日時:2020年10月24日 19時