御伽44 ページ20
仕事が終わったことに私と同時に安堵したのは執事たち。
これで私がご飯を食べる、睡眠をとると思ったのだろう。
浦「さ、夕食の時間近いですし会食に行きますよ」
怖い笑顔で腕をつかみながら言ってきた。
けどそれどころでは無い。
『何言ってるの。今から話付けに行くわよ』
逆に私は腕を掴む浦田の手をとって引っ張った。
『浦田と志麻と私で話をつけてくるわ。坂田とセンラはいつも通り会食に顔を出してちょうだい。』
そう指示を出すと渋々はい。と返事をしてくれた。
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馬車に乗りある1社に向かう。
少し早めの速度に揺られていると少し眠気が襲ってきた。
視界がボヤけまぶたが重い。
寝ている場合ではない。私は自身の腕に爪をくい込ませた。
浦田と志麻にバレないよう顔を窓の外に向け窓側の腕をただ握っていた。
少ししてうちが経営する会社に着いた。
中に入れば社員は皆して頭を下げる。
廊下を歩いてある一室の前で止まればそこは指令室と書かれていてコンコンとノックをすれば「どうぞ」と言う声が聞こえた。
『失礼します』
と言って中に入れば彼女は目を見開いた。
「これはっ女王様がわざわざ...どうかなさいましたか?」
喋り方や声質はななもりさんそのものだ。
再度確認した瞬間申し訳なさでいっぱいになり私は深深と頭を下げた。
『申し訳ありませんでした。父がしたこととはいえあなた方の家庭を引き裂き働かせていたなんてどう償えばいいか...。
ずっと貴女を探していました。ななもりさんに合わせるべく今宵お迎えに上がりました。』
真剣な眼差しで彼女を見た。
再度目を見開き驚きを隠せないようだ
「...家族に会えるんですか...?」
うるうるとした瞳でそういった。
『はい。』
こちらもその問いに真剣な声で応えた
すると我慢していたのであろう涙が彼女の頬を伝った。
『ここには新しい指揮官をおきます。貴女は旦那さんの元へ戻り王妃様として過ごしてください。外に馬車がございます。王城でななもりさんがお待ちです。』
彼女ははい。と涙を流しながら震える声で言った。
るぅとさんの国の職人たちも解放し国へ帰るための船と国王様への手紙を用意し帰してあげた。
手紙には国王様へのお詫びと近頃条約を解除するという約束。そして国の復興を祈る言葉が添えられていた。
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絶賛病み期中。 - 私めっっっちゃギャンブル好き(賭け事は決してしてません!あくまでそういう漫画が好きなだけです!例えば賭ケ○グルイとか、、、 (2021年2月5日 20時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
mikiyuika(プロフ) - へへぇ(´∀`#)きましたよっ← (2020年12月18日 18時) (レス) id: 66d8b5925a (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ@家族_ぱぱ(プロフ) - 遅れすぎて悲しい(´;ω;`) テスト終わったよぉはーちゃんも私もお疲れ様だね! まふさんが、この前、HeySayJUMPに楽曲提供したんでしょ?凄いねぇ! あと、ころんくんが「アスター」出すのも嬉しい!(金欠恨む…w) 続編にもコメするね!(( (2020年12月15日 7時) (レス) id: 4d87f285ed (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - #よにん。@str48&変人系カップル&踊り子さん» ありがとうございます!! (2020年12月14日 20時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
#よにん。@str48&変人系カップル&踊り子(プロフ) - テストお疲れ様です! (2020年12月14日 20時) (レス) id: 37e9e3d202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花優月 | 作成日時:2020年10月24日 19時