すとぷりメンバー唯一の女子は男性恐怖症2

緩和40% ページ8

僕のお母さんとお父さんはどちらともバツ1。



どっちも2回目の結婚同士だった。


お母さんは見る目がなく2度目の結婚だと言うのに嫌な男と結婚をした。




僕のお父さんは暴力をふるう人でした。






おばあちゃんも見る目がなくてw結婚した人から夜逃げまでして女でひとつでお母さんを育てたらしい。




お姉ちゃんも会う度に彼氏が変わっていた。




僕の周りはそんな人たちで溢れかえっていた。



気がつけば男なんてろくな人がいない。



という思考になっていた。


中学2年生の時弟は僕に手を挙げ始めた。




それを見て思い出した。あぁ、男って誰でもそうなんだ。



恐怖で縛り、都合が悪けりゃ手を挙げ、女をそういう目でしか見てはいない。




そう思うと自分より力の強い"男性"を恐怖視してしまうようになった。



そしてあの男の人は私が中2の時のお姉ちゃんの彼氏さんだった。



お姉ちゃんは一人暮らしをしていて家に彼氏さんを紹介がてら遊びに来る事がよくあった。



あの人はお姉ちゃんと付き合いながらも僕に何度も言いよってきた。




その度にやんわり断り続けた。



その後からお姉ちゃんは家に遊びに来なくなった。



上手くいってるんだと思って生きていた。



ある日姉は一人暮らしを辞めた。




あとから聞いた話、お姉ちゃんはあの男の人に監、禁されていたらしい。



暴力を振るわれ、暗い一室にずっと...。



僕が振った腹いせか...。お姉ちゃんが脅されたか...。




未だに僕には分からないけれど何も知らずのうのうと生きていた自分に腹が立った。




僕達も、お姉ちゃんも同時に引越しをした。




完全にあの人から逃れるために。




気づいたら...。もう、男の人というものを同じ人間として見れなくなっていた。




そして思ってしまったの。



どうして男女がそういうことをすることでひとつの命が生まれるの？





目と鼻と口がついた子供なんてものが生まれる意味がわからなくて怖くて...。仕方なくなってしまったの。

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