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緩和34% ページ47

部屋で1人になり着替えようと衣装に手をかけた時




背後でガチャ




と扉の開く音が聞こえた。



さすがに女性スタッフさんでも声掛けやノックは欲しいものだ。



なんて思いながら




『どうかしました?』



と言いながら振り向いた。




『っ、』




男「やっと見つけた」




もう二度と関わりたくない。もう二度と会いたくない。




あの人でした。




一気に体が強ばった。




まるで自分の体じゃないみたいに力が入らなくなり隅っこまでフラフラとさがり崩れ落ちた。




『それ、以上...こ、来ないでっ...』



男「つれないなぁw久しぶりだって言うのに」



なんて言いながら1歩こちらに歩み寄る。




その瞬間僕の中の何かが告げた。




叫べ。助けを求めろ。




気がつくと僕は喉が壊れるくらい声が枯れるくらい叫び続けていた。




あの人は楽しんでいた。僕が怖がるのを。仲間を集めるのを待っていた。




なんでもいい、思うつぼでもなんでもいいから僕とこの人を一緒にさせないで。




メンバーは直ぐに飛んできてくれた。





あの人の意思も思考も全く読み取れなかったけれど




居場所がバレた。もう、逃げられない。





そう思うと息を吸うことすら忘れてしまいたかった。




「大丈夫か?」




と声をかけてくれたのに、




優しく腕を伸ばしてくれたのに



全てがあの人と重なった。









パチン









『さ、わら...ないで.....。』









一人一人特徴のある声なはずなのに、もう男性の声は全ておなじものに聞こえた。









誰の声かも、誰の腕かもわからず僕は払い除けた。









そんなことをしたかったわけじゃない。









ごめんなさい。

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花優月(プロフ) - 莉音さん» なんでその設定にしたのか自分自身も今となっては謎ですwなんでだったんですかね (2021年8月16日 10時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
莉音 - 遠井さんまだできてないんですね (2021年8月14日 16時) (レス) id: 3a35e53173 (このIDを非表示/違反報告)
花優月(プロフ) - 笹音さん» 本当にその辺は内容を楽しんでくださっている方には申し訳ないなと思っておりました…。ただコメ欄は皆さんの声で埋めておきたくて返信だって沢山言葉を返したくてどうしようもなく本編を使っていました。すみません(><)お話読んでくださってありがとうございます!! (2021年8月7日 23時) (レス) id: 6d62355e34 (このIDを非表示/違反報告)
笹音 - 内容は面白いけどところどころコメント返信が入ってるのがちょっと嫌です…… (2021年8月7日 13時) (レス) id: fd3b900466 (このIDを非表示/違反報告)
未来 - 追記:まだ遠井さん出来てなかったんですねw 優月さんが主の小説も見ています!(Q.自分語彙力ない!)A.元々ダ!w頑張ってください! (2020年10月27日 19時) (レス) id: cd43d2aecc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花優月 | 作成日時:2020年5月7日 3時

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