すとぷりメンバー唯一の女子は男性恐怖症

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ころんside



別にAとはめちゃくちゃ仲がいい女子って関係でもなく



本当にただのお友達、クラスメイトで



用があったら喋るし同じ班だったら喋るし、



そんな感じのお友達。




その時のAは男性が苦手なわけでもなさそうで誰とでも分け隔てなく仲良くして喋る普通の女の子だった。



僕はサッカー部だったからいつも校庭で部活をしていて




Aは家庭科部だったから上の方の部室でやっていて



いつも友達とベランダに出てお話してたのを知ってる。


調理実習してた日は数人の男子と欲しいなぁ〜なんて言いに行ったりもしていてw



全然普通にお話してくれていた。




2年生でクラスが離れて全く関わりはなかったけど



3年生で同じクラスになった時、もう1年の頃のAはいなかった。



長かった髪の毛はベリーショートになっていて目に光も灯さず、男子をことごとく避ける。




なんの面影もないAがいた。



「久しぶり」と話しかければ「うん。」とだけ返される。



肩を叩けば「なに。」と素っ気なく返される。





AであってAじゃないような気がした。




Aは1年の時と比べ保健室で休むことが増えた。



戻ってきても愛想笑い。




いつでも愛想笑い。




そんなAが嫌だった。



ある日の放課後。



雨が降って校庭が使えなかった為校内を走り回っていた。




ちょうど家庭科部の部室前を走っていた時保健室の先生や体育の先生が急いでその中へ入っていくのを見た。




サッカー部の顧問もそれを疑問に思い中へ入っていった。



少しした時中から通して!!と言って先生が担架を握りながらでてきた。



担架に乗っていたのは紛れもないAで。




呼吸の仕方を忘れた人のように静かになっては咳をしていた。



一瞬しか見えなかったけど






























Aは泣いていた。

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