必要としてくれるなら...。2

39話 ページ3

さとみside



Aがキャスではなった言葉。









"俺女だし"








最初は嘘だろ？って思った。そう思うことでしか理解が追いつかなかったから。









でも確かに不自然なところはあった。









男のくせに細かった。くびれててどう見ても男の体格には似つかなかった気がする。









そして俺は慌てて写真を見返した。









さ｢...ないやん｣









どの写真にもAの喉元に喉仏なんて見受けられなかった。









理解が追いつかない俺の事なんて知らずAはどんどん先へ話を進める。









どれもぼーっとしている俺の耳から入りもう片方の耳から抜けていく。









育てられた？

捨てられた？







どれもこれも深く考える時間なんてなくてやっと入ってきた話の内容は





『俺自身が必要とされる限りはね？




だけど女だと知られたからにはもう、俺自身が消えるわけだからすとぷりにいる意味は無い。』









...すとぷりにいる意味は無い？









は？どういうことだよ。









『きりも悪いみたいだし？』








切りが悪いってなんだよ。お前、アンチの言葉気にしてんの？









『るぅりーぬの絡みも少なくて困ってるんでしょ？』







お前らコンビだろ？お前が絡みたかったら絡めばいい。それだけじゃん。









『今後の活動内容は考えようかと』









それってどういう意味？









抜けたりしないよな？









やめたりしないよな？









じゃーね！というあからさまな明るい声と共に俺のパソコンの画面はオフラインと出ることはなくそのままブチッと音を立て真っ暗になった。









今までにないくらいのキーボード操作でAへのlineを送る。







誤字ってたっていい。とりあえずなんでもいいから急いで言葉を綴った。









きっと最後のキャスの切り方はわざと。









コードかなんか抜いたんだろ？









お願いだからちゃんと答えて？









これからの活動内容...どうするつもりですか？

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