139 ふらつく体 ページ9
野坂「うなされてはいないけど、まだ精神的に不安定なようだね」
『実際に見たわけじゃないけど、あの事故はかなり悲惨だったらしいから……」
隣で眠る光くんを見ながら話す。
『私は何回も伝えてるけど、やっぱり不安は消えない。ちゃんと伝えるには、どうしたらいいのかな………』
野坂「Aちゃん………」
光くんの頭を撫でながらポツリと呟いた私を、野坂くんは心配そうに見つめていた。
____________________________________
つくし「みなさーん！朝ですよー！」
部屋に響くつくしちゃんの声で、みんなは一斉に目が覚める。
『光くん、朝だよ』
隣で寝ている光くんを揺らして呼び掛ける。
光「……Aさん、おはよう……ございます」
『おはよう、光くん。あの後、ちゃんと寝れた？』
眠そうに目をこすって返事をした光くんは、大きなあくびをした。
『朝ご飯行こっか』
光「そうですね」
とりあえず布団を畳もうとして立ち上がると、体がふらついた。
光「Aさん？なんかふらふらしてますけど、大丈夫ですか？」
『うん、大丈夫だよ。心配しないで』
心配そうに見上げてくる光くんに、私は心配させまいと答えた。
〜練習〜
朝食が終わって練習時間。
みんながアップをしている中、私はせっせとマネージャーの仕事をしていた。
『(なんでこんなにふらつくの……)』
みんなに心配をかけるわけにはいかないと思い、私は平気なふりをして仕事を続ける。
杏奈「A？大丈夫？なんか顔赤いけど……」
つくし「若干ふらついてるよね、大丈夫？」
『心配しないで、私は大丈____』
そこまで言うと、なぜか急な強いめまいに襲われて、私はその場に倒れてしまう。
つくし「Aちゃん！？大丈夫！？しっかり！」
杏奈「私、監督を呼びに行ってきます！」
つくしちゃんが必死で呼び掛ける声と、杏奈ちゃんの焦った声が聞こえる。
みんなの「どうした！？」という声も聞こえる。
『(き、気持ち悪い………)』
猛烈な吐き気とめまいが回り、私は立ち上がることが出来ない。すると、
「俺が運びます！」
という声とともに、ふわっと体が持ち上げられる。
『……………光、くん……』
ぼんやりする意識の中でわかったのは、光くんがこちらを泣きそうにして見ていることだった。
光「大丈夫ですか！？しっかりしてください！Aさん！」
光くんの声を最後に、私は意識を手放した。
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姫川ふぶき - 一星が頭を撫でたけど、円堂が何で皆を呼ぼうって思ったのかわからないから、野坂達は何で来なかったのかな？明日人がきって円堂が心配をするのはわからなくってもないけど人の都合を考えないのかな (2020年4月24日 3時) (
レス) id: 3c4b53ac36 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - アリスさん» コメントありがとうございます！面白いと思ってくれてよかったです！充くんと光くんのファンも、もっと増えてほしいですね！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！(ゝω・´★) (2019年8月15日 22時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - あと番外編やばいほど面白かったです！ (2019年8月15日 14時) (レス) id: 4df22a9414 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - やばい。。。。。光君が可愛すぎてやばいです。。。w主様のおかげで光君も充君ももっと好きになりました！！ほんとにありがとうございます！！更新頑張ってください！これからも応援してます！ (2019年8月15日 14時) (レス) id: 4df22a9414 (このIDを非表示/違反報告)
Yニャン - こまめに更新しますので、これからもよろしくお願いします！(ゝω・´★) 〜追伸〜 番外編の夏祭り、いかがでしたか？ (2019年8月5日 0時) (レス) id: 0e74a4daf4 (このIDを非表示/違反報告)
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