尊い思い出より ページ4
「A〜いる？一緒にゲーセンいこーぜ！今日暇だろ？」
『なぁんで知ってんすかねえらっだぁさん』
ガラガラと教室の扉を開けて入ってきたのは幼なじみのらっだぁ。
自分では陰キャ陰キャと言っているが普通に顔は整ってるし裏表ない性格から人気も高い。
ほんとなんで今なおこいつと一緒にいるんだろうと不思議でしかたない。
「今日みんな部活も無いし久々に集まろ〜ぜ」
『おっ珍しい、レウなんかあの子に夢中だったじゃん』
「だからだよ、久々に遊ぼってなったのは」
『なるなる』
日常は変わっていく。
そんな中今日も変わらずみんなで遊ぶこの時間が大好きだった。
「…久しぶり、何日ぶりかな、今日はお前の好きな花持ってきたんだ」
白を基調とした綺麗な部屋に鮮やかな花の色が際立つ。
「あれからさ、みんな色んなことあったけど元気そうだよ。あの時取ったぬいぐるみ、まだみんな持ってるんだぜ？全く素直じゃないよねー」
花を花瓶に生けながら彼は声をかける。
「だからさ…早く起きてよA」
眠り続ける彼女の手を握り目を瞑る。
「大丈夫、大丈夫」
そう呟く彼の隣に添うかのように咲くはずの無いエーデルワイスが咲き誇っていた。
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エーデルワイス:尊い思い出
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兆(プロフ) - 月夜さん» コメントありがとうございます！何度も書いては消してを繰り返してなんとか出来上がった作品なのでとても嬉しいです。のんしゅさんの作品もとても素晴らしいですよね！また今週上がるので是非☺️ (2022年7月9日 12時) (
レス) id: 9b683a0bf2 (このIDを非表示/違反報告)
のんしゅ(プロフ) - 月夜さん» ときさんの作品いいですよね分かります (2022年7月5日 20時) (レス) id: e89ed18301 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 一話完結なのに伝えたいことがすべて伝わる文才羨ましい (2022年7月5日 0時) (レス) id: 257462e8a0 (このIDを非表示/違反報告)
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