… ページ24
相良side
……なんだよ折笠のヤツ全然出てこねぇじゃねェか
校門から出ていくのはふっつーの男、女ばっか
・
智司「お前はもうしめる気ねぇんだよな」
「当たりめぇだろ」
智司「じゃあまずはしめる気が無いってとこを伝えなきゃいけねえ、敵対心があるからな」
「…おう」
・
今日、智司に注意されたことは頭に叩き込んであるぞ
………ただしめる気がないって言うだけだぞ、触ったりなんかはしねェように…
「…あのすみません」
「ばっ?!…ッ!!お、おう」
校門とは逆の方から声が聞こえた
しかも好きな女の声
「……場所変えんぞ」
「…はい」
なんで泣きそうな声になってんだよ
智司の言うように人とも見られてねぇのか…
・
人っ子一人いねェ場所に移動する
…逃げ道は…ねぇな、よし
コイツすぐ逃げるからな
「…あのな、俺は」
「最後にお願いがあります!!!」
「は?」
そんな怯えた、マブい目で真っ直ぐ見られるの俺は慣れてねェんだよ…
「私を殺 るのは…もう覚悟を決めましたので…ッでも!友達には危害を加えないことを承諾していただけませんでしょうか?!」
覚悟決めてって言ってもよ、ガチガチに震えてんじゃねぇか
……友達が大事なんだな
…でも、ここまで考えさせちまったのは俺のせいだな
「お前の事はしめねぇ」
「…………………………え?」
間が長ぇよ、なんつーあほ面してんだ
「おめぇの事はもうしめねぇ、前のやつ…許すっつってんだ」
「………………はぁ、…え?」
どんだけ信じねェんだよ
「……友達にも…」
「やらねぇよ……まずおめェの友達知んねぇし」
「ありがとうございます!!!」
さっきまでとは対照的な顔に俺までつられる
「……でも、申し訳ないです…私だけ暴力しちゃったみたいで…」
しゅんとした顔してよ、表情筋すげえな
「あれは別に暴力じゃねェだろ、技だ」
「……でも………あ!じゃあ、相良さんも私を投げてください!!」
「…はああ?!」
な、何言ってんだコイツ
馬鹿だろ…今までの敵対してたやつに攻撃しろとか言うか普通……
……後、俺の名前呼んでくれたよな
「借りは作りたくないんです…しめられるよりかわいいかと、受け身できるので」
鞄を落とし目を閉じる
…コイツ、誘ってんのか?
…………我慢だ…今無理に手を出しちゃいけねェ
初めて智司を召喚したいと思ったぞ
270人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍 - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ...ページ5のここの部分 「大丈夫ですよ、部屋に運んで起きましたから」 これ正しくは部屋に運んでおきましたから ではないんでしょうか? (2019年5月15日 17時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - はじめまして(*^^*) いきなりすみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ...ページ4のここの部分 今日から一緒に住むの真司くんがいた これ正しくは今日から一緒に住む真司くんが いたではないんでしょうか? (2019年5月15日 17時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
昨日の花林さん(プロフ) - かりんさん» ありがとうございます!自分で言うのはなんですが夢主ちゃんの性格すごく好きです笑 (2019年4月4日 23時) (レス) id: d05445a796 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - 凄く夢主ちゃんが尊い……泣 続き楽しみにしてます (2019年3月29日 0時) (レス) id: 652d0ef0d8 (このIDを非表示/違反報告)
昨日の花林さん(プロフ) - 諸行無常系女子さん» ありがとうございます!できるだけ多く更新できるよう頑張ります! (2019年3月23日 1時) (レス) id: d05445a796 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:昨日の花林さん | 作成日時:2019年3月13日 0時