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照「…詰まる所、天狗の野郎は本当に子供達に危害を加えるつもりは毛頭無かった、ってのかよ。ったく…人騒がせな奴だな。」
翔「俺らは人じゃなくて、妖だけどな。んで、どうする？取り敢えず子供達連れて山降りねぇといけないんじゃないの？」
足元でぐるぐると回っている幼子達に着物の裾を引っ張られている翔太は少しよろけながらそう言うと、辺りに目を走らせる。各々子供に
辰「兎に角、子供達に何もなくて良かった…」
亮「ふふ、ほんとに其れに尽きるね。さてと…村に戻る？ももちゃん含め、村の人たちは多分心配してるだろうし。」
小さな子を抱き上げて抱っこした亮平は、こて、と首をかしげて微笑む。ぴょこん、と立ち上がった佐久間も、よっしゃ帰るぞ〜!!と両手を突き上げて叫ぶ。随分深くまで木霊したその声に、思わず妖達が小さく笑みを溢した。
蓮「佐久間くん、まじで疲れってもんが存在しなさそうだよね…w」
翔「
涼「まぁ、佐久間にとっては然して疲れるほどの運動量でも無かったのかもね。」
康「…ふふっ、相変わらずやなぁ、佐久間くんは。」
そう呟いた康二が年相応な可愛らしい笑顔を浮かべるのを見て、辰哉はあれ、と呟く。
辰「…なぁんだ、ちゃんとそういう顔出来るんじゃん！」
康「っへ？！あ…っ、否、別に…できない、訳じゃなくて、その…」
蓮「はぁ…康二、言いたい事あんならはっきり言いなよ。」
隣にいた蓮が自分より幾分か小柄な康二の背中をとす、と手のひらで押す。勢い任せにつんのめって前に出てきてしまった康二は、涼しい顔をする蓮の方を少し睨むと、目の前の辰哉に向き直ってすぅ、と息を吸い込んだ。
康「…未だ、完全に信頼した訳やない。けど…辰哉、さんが、悪い人、とは思われへん、から、その……っ、この間は、ごめん、なさい…」
辰「…！」
康「…俺、怖かっただけやから…そのっ、辰哉さんが悪い訳やないねん。けど、拒否しちゃった、から、ごめんなさ「こちらこそごめん。」…っ！？」
目を見開いた康二に、辰哉はにっ、と笑うと「こちらこそ、ごめん。」とゆっくり呟いた。
辰「康二くんの事情も知らないで、脅かしちゃったから、さ。…何があったか迄は俺には分かんないけど…少なくとも俺は、康二くんに危害を加えるつもりは微塵も無いよ。」
見開いた紅い目に映る辰哉はにこりと微笑んだ。
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莉月(プロフ) - 優さん» こちらこそリクエストありがとうございました！楽しんでいただけていたら幸いです。これからもよろしくお願いします！ (2021年1月27日 7時) (
レス) id: d1f373beb4 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - お話書いて頂きありがとうございました！これからもお話楽しみにしています！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
莉月(プロフ) - リクエストはここで締め切らせていただきます！リクエストしていただいた皆様、ありがとうございました！お話になるまで、少々お待ちください。 (2021年1月6日 11時) (レス) id: d1f373beb4 (このIDを非表示/違反報告)
莉月(プロフ) - さのちゃんさん» 最後の一枠なので大丈夫ですよー！リクエストありがとうございます。 (2021年1月6日 11時) (レス) id: d1f373beb4 (このIDを非表示/違反報告)
さのちゃん(プロフ) - まだリクエスト大丈夫でしょうか？橙くんが怪我して敵に捕まって黒くんがすごく怒るお話を読みたいです。よろしくお願いします！ (2021年1月5日 21時) (レス) id: f84afddcf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉月 | 作成日時：2020年5月30日 12時
