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(少し書き方変えてみました！…どうでしょうか？)
翔｢妹の捜索？｣
少女｢…はい。｣
畳に置かれた少し古ぼけた座布団の上で、鸚鵡返しに帰ってきた翔太の言葉におずおずと少女は頷いた。もも、と名乗った其の少女が言う事には、
年が少し離れた妹がいること。その妹が二日前に、ふらっと家を出たきり帰ってこないこと。…近所の子供たちがそうして次々と消えていっていること。
照｢え、何、連続的に子供が消えてるってこと？｣
もも｢…はい。サキだけじゃなくて、私が知ってるだけでも、五、六人は。…なんでかは、分からないんですけど。｣
視線を斜め下に沿わせたまま唇を噛んだ少女は数秒躊躇ったあと、ゆっくりと顔を上げた。
幾ら大きい子、とはいえ、まだ十四やそこらの子である。
くりっとした丸い目に張った薄い涙の膜と、そこに宿った強い念に思わず照や目黒、翔太と顔を見合わせると、涼太は少し屈んで視線を合わせた。
涼｢分かった、ももちゃん。その依頼、萬屋が請け負ったよ。…それで、なんだけど。知ってることだけでいいから、話してくれるかな？｣
もも｢！はい！ありがとうございます！…でも、私も、周りの人から聞いた話ばっかりで…｣
蓮｢大丈夫、少しでも分かれば俺らで見つけられるから。…まず、いつ頃から子供が消え始めたか分かる？｣
もも｢一番初めは…たぶん、ひと月前、だと思います。角の家の義郎が、森の方に歩いていったのを見た、って言う子はいたんですけど、結局見つけられなくて…それから、だと思います。｣
翔｢え、何、誰かに連れられて、とかじゃなくて一人で歩いていった、ってこと？｣
もも｢はい、…ただ、他の子は本当にわからなくて…様子が変だった、とか、引き寄せられる、みたいな…なんていうか、そんな感じだったっていう話もあって…｣
照｢少なくとも人攫いの仕業じゃ無さそうだな。…引き寄せられる、ねぇ…｣
少し考え込むように目を逸らした照を不安そうに見つめた少女は、あの、と小さな声で呟く。
もも｢…ごめんなさい、情報もろくに無いのに…や、やっぱり、迷惑…でしたよね。｣
佐｢なーに言ってるの！大丈夫、俺たちに任せときなって！ちゃーんと妹ちゃん見つけてきてあげるよ！ね、翔太？｣
翔｢何で俺に振るんだよ！でも…心配しなくても、俺らはちゃんと見つけられるから大丈夫。｣
もも｢！ありがとう、ございます!!｣
頭を下げて出ていく薄桃色を見送って、扉を閉めると、全員が一様に溜息を着いた。
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莉月(プロフ) - 優さん» こちらこそリクエストありがとうございました！楽しんでいただけていたら幸いです。これからもよろしくお願いします！ (2021年1月27日 7時) (
レス) id: d1f373beb4 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - お話書いて頂きありがとうございました！これからもお話楽しみにしています！ (2021年1月26日 21時) (レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
莉月(プロフ) - リクエストはここで締め切らせていただきます！リクエストしていただいた皆様、ありがとうございました！お話になるまで、少々お待ちください。 (2021年1月6日 11時) (レス) id: d1f373beb4 (このIDを非表示/違反報告)
莉月(プロフ) - さのちゃんさん» 最後の一枠なので大丈夫ですよー！リクエストありがとうございます。 (2021年1月6日 11時) (レス) id: d1f373beb4 (このIDを非表示/違反報告)
さのちゃん(プロフ) - まだリクエスト大丈夫でしょうか？橙くんが怪我して敵に捕まって黒くんがすごく怒るお話を読みたいです。よろしくお願いします！ (2021年1月5日 21時) (レス) id: f84afddcf2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：莉月 | 作成日時：2020年5月30日 12時
