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夜のお散歩 ページ3

今日は休日。
俺が休日でもAはずっと家のため、
外を歩くなどの運動は一切していない。
そこで俺が気にしているのは、夏バテだ。

というか、もう夏バテになりつつあるA。
食があまり通っていない。お菓子だって食べる量が減り、
元々スタイルが良いAなため、痩せすぎも気になる。

ご飯も工夫しているが、やはり効果は薄い。
そこで俺が提案したことは、

「A、一緒に散歩してみないか」

「散歩?嫌だよ〜」

Aは外にあまり良い印象がないため、
毎年のように外へ連れ出そうと、提案しても即却下。
今年こそはと提案したが、やはり却下。

「もう夏バテ気味で辛いだろ…」

「いいや、別に困ってません〜」

と本人は言うものの、最近は食事を目の前に出すと、
苦しそうな顔の後に食べ始める。

「それって…朝じゃなきゃダメ?」

どうしようかと悩んでいると、
Aから初めて、外へ前向きな言葉が出てきた。

「夜でもいいぞ、夜景とか綺麗だしな」

すると、小さい声で「夜行きたい」と返ってきた。

俺はAと付き合い始めた当初から、
そんなに彼女と出かけることは、
あまり望んでおらず、憧れもなかった俺だが、
彼女とどこか行けるのは嬉しかった。

張り切って、スマホで近場の夜景を探していると、
Aも少しは楽しみにしているのか、
俺のとなりに座り、スマホを覗いたり、
校外学習前の子供並みに質問してくる。

「どこいくの?」

「海に行けば、隣県の工場からの光が見える」

「へぇ〜綺麗なの?」

「綺麗だろ…多分」

質問はし終えたのか、
いつもの定着席であるソファに寝っ転がったA。

俺は一通り見に行く場所を決め、
スマホを机に伏せる。

Aの頭を撫でながら、
おでこの暑さなどを確認…
これは休日も平日も変わらない日課。

Aは体調不良の時は、
これをする前におでこを冷やされるから、
あまり効果はない気がするけど…

「最近、俺がいない間は何してんの?」

「ネットやってる」

「飽きないの?」

「飽きない」

スマホ中毒者のAである。
俺も偉いことを言えないのだが…(中毒者)。

質問したり、質問を答えたり、
軽めのスキンシップをとったりしながら、
休日をAと一緒にゆったりと過ごした。






微妙な文章…
次回はAちゃん視点でお散歩デート当日です。

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作者名:湯玉 | 作成日時:2022年6月19日 17時

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