第八十二話「チェックメイト確定」(*) ページ18
万斉「いや、拙者はぬしと二人きりがいい」
〜更にまた別の日〜
マリアンヌ「せーんp((万斉「A、拙者が気に入っているバンドのライブチケットが余ったから一緒に来てほしいでござる」
第二人格「…万斉、よく知ってたわねあたし達の音楽の好みがメタリックな曲だって。これロックバンドのライブチケットじゃん」
万斉「ぬしを見ていればすぐにわかる事でござるよ」
〜そしてまたまた別の日〜
第三人格「…万斉、ぶっちゃけ我々の距離感ちょっとおかしくない?最早最近とか週に2回は一緒に出かけてるじゃん、おかげで猗窩座に"もしかしたら彼氏できるかもしれませんよ姉御"なんて言われちゃってんのよ?」
万斉「…拙者としてはむしろその方が好都合でござる」
A「…え?」
万斉「…予想以上に鈍いでござるな」
(万斉がクリスタルのネックレスを取り出してAの首につける)
万斉「…拙者が週に2回も二人きりで出かけるのも毎日のようにお昼に誘うのも、こんな事をするのもぬしだけでござるよ。A」
第二人格「…さっさと下校するわよ万斉」
〜そしてとある日〜
漸「…好きだろ。お前絶対姉貴の事好きだろ!いつからだ?」
万斉「…わからないでござる。気がついたら虜にされていた…」
銀時「オイ、大変だぞお前ら。さっき金時の野郎が体育館裏でAが女子共からリンチされてたの見たらしいぜ」
漸「マジかよ!猗窩座は?」
銀時「もうチクッといた、今頃大急ぎで向かってる」
漸「主犯は誰か聞いてねェか!?」
銀時「マリアンヌとその取り巻きの奴等だよ。普段はあんなぶりっ子してるっつーのにな…そーゆーの聞いちまうとホントに女怖ぇわ」
漸「あのぶりっ子のアマ…!体育館裏だな?俺も行ってくる!」
万斉「拙者も行くでござる」
漸「何言ってんだよ万斉、お前喧嘩なんかからっきしだろ!」
万斉「拙者は惚れた女子が危機に瀕していると聞いて何もせぬ程腑抜けてはおらん」
漸「…いいぜその意気だ。行くぜ万斉!」
(二人が走り去る)
マスハン「…行った?」
ブラック「…行きましたね」
土井先生「…ともかくこれで、"チェックメイト"ですね」
〜体育館裏にて〜
万斉「A!」
第三人格「…万斉。どうやら金時の野郎が言いふらしやがったようね」
猗窩座「無茶しないでください姉御!」
A「ごめんね猗窩座、あんたにまで無理させて…女の子には手をあげないのがあんたの流儀なのに」
第八十三話「ドSの化け物って何」(*)→←第八十一話「完全に惚れてますね」(*)
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作者名:まぁ、大丈夫っしょ。 | 作成日時:2021年12月4日 17時