お昼の事件 ページ3
朝ごはんを食べ終えれば二郎と三郎が学校に行き、一郎くんはお仕事に行った。
俺は皿洗いをして洗濯物を洗濯機にぶち込んで洗う。
二郎がよくティッシュを入れたまま出すので確認をしてから。
二郎は家事ができないわけではないがたまに抜けてるから気をつけないといけない。
洗濯機を回しているうちに掃除機をかける。
まるで専業主夫のような生活をしてるが無職というわけではない、ちゃんと社会に貢献している。
俺の仕事はプログラミング、ゲーム会社とかからちょくちょく仕事をもらって働くフリーランスだ。
俺は会社勤めでないので気が向いた時に仕事をすればいい。
まあ結構暇な時間も多いのでコンビニでバイトしたり短期バイト入ったりとかもやってる。
そんなこんなで時間はたって洗濯物を干しているうちに昼ごろになり買い物に行く。昼ご飯と晩飯の買い出しのために。
今日の夜はビーフシチューだ。一郎くんや弟達の飯は上手いので今から楽しみだ。
俺も料理は出来るがいつも弟達に止められるので出来ない。
誤解ないように言っておくが決して俺の料理が下手なわけではない。
一郎くんはいつもおれの作った料理を美味しいと言って全部食べてくれるし、なんならおかわりまでされるくらいだ。
外に出ると蒸し蒸しと暑い空気に包まれる。夏の昼間は暑いが長袖のパーカーを着ている俺には余計に辛い。
連日熱中症には気をつけろと耳がタコになるほど一郎くんやお天気キャスターに言われているので俺も直射日光を防ぐために二郎のキャップをかぶってきた。
もちろん無断で持ってきたが熱中症になってはいけないので仕方がない。
暑さに耐えながら近くの店までの道のりを歩いて行くと道中で倒れている人を見つける。
まじかよ熱中症か?
周りに人はいないし見捨てるわけにもいかないので近づく、青色の長髪で女かと思ったが男だった、どうしようと焦っていると男がううと小さく唸り声をだした。
よかった意識はあるみたいだ。
とりあえずそこまで重症そうでもないのですぐ近くにあった自販機でアクエリを買う。
「大丈夫ですか。」
そう言って男の頬にペットボトルをあてる。
すると男はガバッと身体を起こし俺の手ごとペットボトルを掴む。
「くれるのか!」
大きく目を開いて瞳を輝かせて俺に尋ねてくる男。
俺は思わずひゅっと喉がなり瞳孔が開く。
俺は身を縮こめて固まってしまい男は なあ?聞いてんのかと尋ね俺の顔を覗き込んでくる。
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リエル(プロフ) - 終わり…!?終わりになってる!? (2018年12月27日 23時) (レス) id: 4f0744403a (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主は弟くんも触れられないのかな…?一郎くんとの差別に傷付いている主くんがいてもおもしろいと思います。他キャラの出会いも楽しみにしてます。続き待ってます。 (2018年11月5日 2時) (レス) id: f0ec619330 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威神(プロフ) - 一兄!!カッコよすぎる。。更新待ってます! (2018年10月19日 19時) (レス) id: a94da70a54 (このIDを非表示/違反報告)
ゲイムオーバー(プロフ) - すごい私の誕生日も7月26日に (2018年8月21日 19時) (レス) id: e40dfd6764 (このIDを非表示/違反報告)
粟之助 - めちゃめちゃすきです………………… (2018年8月16日 9時) (レス) id: bc9f12e237 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年8月2日 16時