病院 ページ20
誰かの声が聞こえ意識が覚醒していく。
「先生!腕は大丈夫だった?」
「落ち着いて
「良かったあ。マジ倒れたときはどうしようかと思ったすよ。」
「一二三君、今回は良かったけれども倒れた人がいたら無闇に動かすべきじゃない、私のもとに連れてくるんじゃなく救急車を呼んでね。」
「そうだぞ一二三、お前はもっと考えて行動しろ。」
目を開けると真っ白い天井が広がっており横を見ると俺を起こした声の持ち主達がいた。男が3人、一人は白衣を着ている。もう一人はスーツ。それから服に疎い俺でも知っている高級ブランドのシャツやベルトを身につけた男。
「あ!起きたっぽいよ!」
「こら、一二三君。患者に近づかないで。」
そう言って俺と目のあった男性が駆け寄ってくるのを阻止した白衣の男性。
「やあ、山田A君だね。ここが何処かわかるかな。」
「…びょういん、ですか。」
「うん、そうだね。倒れた君を彼がここまで連れてきてくれたんだよ。」
「ちーす。俺っち
「…えっと一二三さん、ご迷惑おかけしました。」
「おい、困ってるだろうが辞めろ一二三。」
一二三さんとスーツの男性が話始める。
「私は
美しい長髪を持った彼、体格が良くなければ女性と間違えるほどの美貌を持っている。
「一郎くんから?」
「彼とは旧友でね。君が望むのなら僕らは外にでて女性の医師と変わることができるのだけれど、どうしようか。」
「いえ、大丈夫です。これ以上ご迷惑をかけるわけには、」
「そう?遠慮しなくていいんだよ。今一郎君に連絡するから迎えに来てもらおうね。」
有難う御座いますと会釈をするといいんだよと微笑んでくれた。その姿がとても神々しく後ろから光が差しているような錯覚を覚える。
「ナニナニ?どゆこと?Aくんなんかの病気なの?」
一二三さんが俺と先生の話を聞いていたようで俺に尋ねてくる。
「えっと…。」
俺の病名を聞かれどうしたものかと返答に詰まる。
素直に答えてもいいが俺の病名を聞けば俺に何があったか勘ぐられそうであまり言わないようにしていた。俺の病名は家族しか知らない。有栖川さんにもある程度は気づかれたがその全ては話していない。
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リエル(プロフ) - 終わり…!?終わりになってる!? (2018年12月27日 23時) (レス) id: 4f0744403a (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主は弟くんも触れられないのかな…?一郎くんとの差別に傷付いている主くんがいてもおもしろいと思います。他キャラの出会いも楽しみにしてます。続き待ってます。 (2018年11月5日 2時) (レス) id: f0ec619330 (このIDを非表示/違反報告)
瑠威神(プロフ) - 一兄!!カッコよすぎる。。更新待ってます! (2018年10月19日 19時) (レス) id: a94da70a54 (このIDを非表示/違反報告)
ゲイムオーバー(プロフ) - すごい私の誕生日も7月26日に (2018年8月21日 19時) (レス) id: e40dfd6764 (このIDを非表示/違反報告)
粟之助 - めちゃめちゃすきです………………… (2018年8月16日 9時) (レス) id: bc9f12e237 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年8月2日 16時