七つの大罪 呪われ、必要とされた少女4

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ユリside








ディ｢そんな……｣








キ｢酷い話だ…………酷すぎる｣









エ｢それって……死ぬって事じゃない｣









『そうだね』









エ｢そうなったらユリ姉さんはどうなるの?



呪いはメリオダスが解いたのよ……



……もう二度と生き返れないのよ?!｣








『……泣かないでよエリザベス』







エ｢無理に決まってるわ!




ユリ姉さんが死ぬって言うのに!!｣









『……私に呪いはかかってないんだ』









エ｢……え?｣









メ｢どういう事だ?あの時だって……｣









『混沌には呪いは効かないらしい




ただ私に流れてる混沌の力は少しだから




女神族の呪いは残ってしまったみたいだが』









エ｢それでも……｣









ディ｢二度と逢えなくなるのは変わらないじゃん!!｣









マ｢いや､混沌がわざわざ自分の分身で作った存在だ……転生しないことも無いだろう｣









キ｢転生しなかったら意味ないじゃないか!!｣









ディ｢そうだよ!そんな事を賭けれるようなものじゃないよ!!｣









『……アーサー』









ア｢……｣









『アーサーまで泣かないでよ……』









ア｢……ｯ｣







ｷﾞｭｯ







ア｢私には…………俺にはそんなこと出来ない





ユリを殺して力を手に入れるなんて｣









『アーサー……君は国を……キャメロットを導かなきゃいけないんだ』









ア｢でもそれは!!……ユリを殺してまでしなくてもできるはずだ……!｣








『お願いアーサー!……私を殺して……』









ア｢そんなの無理だ!絶対しない!!｣









『でなきゃ自分でやる!止められてもやる!!




それが私の生きる目的だったから!!





お願い!アーサー……君の手で殺して……』









無理なことを言っているのは分かってる






それでもこうしなきゃ前に進めない






『どうせ死ぬなら君がいい



君に殺されるなら私は本望だよ』





私だってアーサーにそんなこと言われたら




無理だって言うだろう




それでも私はそうして欲しい









君はこの国を導く者だから





??｢アーサー……覚醒したの……｣






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