一輪のアスフォデルを３ (ページ30)

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story　３０ページ30

ロディアーナ「セブルス、もう...駄目だよ」

セブルス「ん...もう少し」

セブルスはそう言って、再びロディアーナに口付けた。

セブルス「明日は授業は無いだろう？」

ロディアーナ「私は無いけどあなたがある」

セブルスはロディアーナのローブを脱がせ、一つ一つシャツのボタンをはずす。

セブルス「こうすることは数年ぶりだな」

ロディアーナ「そ、そうね...」

セブルスの大きな手が服の中に入ってきた。

ロディアーナは体を強張らせた。

ロディアーナ「あっ、ちょっ、セブルス...セブ＿＿きゃぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！！！」

セブルスは驚いて、ロディアーナの目線の先を見た。

ロディアーナ「何してんのよシリウス！！？？」

セブルス「ブラック！！！」

暖炉の中には、ロディアーナの従兄、シリウス・ブラックの首があった。

シリウスは口角を上げ、「お楽しみのところ申し訳ありませんねぇ」と言った。

シリウス「ハリーと話そうとしたんだけどなぁ。おかしいなぁ」

セブルスの眉間が一気に深くなった。

そしてシリウスはポンっと音を立て、グリフィンドール寮の暖炉へと行った。

雰囲気なんぞぶち壊しだ。

シリウスはいつもそうだった。

セブルスとの結婚が決まった時はいつも二人きりにはさせてくれない。

そして積もりに積もった不満がついに、爆発した。

ロディアーナ「ごめんなさい。ちょっと行ってくるわね。先に寝ておいていいから」

セブルス「あ、あぁ...」

そしてロディアーナは風のごとく、グリフィンドール寮へと走って行った。

＊

合言葉を言い、寮内へ入ると、シリウスはすでにハリーとロン、ハーマイオニーと話していた。

シリウス「お、ロディアーナじゃないか」

その意地悪な笑顔は、昔の彼を思い出させるのであった。

ロディアーナ「あなたねぇ、人がこれから＿＿＿」

シリウス「おぉっと、ロディアーナ忘れるなよ。ここにはまだ成人になっていない子供が三人いるんだから」

ハリー、ロン、ハーマイオニーがきょとんとした。

ロディアーナ「あなた、今度会ったら覚悟なさいよ」