一輪のアスフォデルを３ (ページ28)

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ロディアーナ「カルカロフは何もしていないのよね？」

セブルス「吾輩はずっと彼を監視していた」

ロディアーナ「そう...なら一体誰なのかしら？」

監視がついたのは夕食が終わってから二時間後のこと。

年齢線は昼に起こった通り、指定年齢に達していないものは弾き飛ばされる。

もしかしたら誰かに頼んで名前を入れてもらったのかもしれない。

だがハリーはやっていないと言った。

なら、やられた、とでも言うべきだろうか。

しかし、何故そんなことをしなければならないかが分からなかった。

そうなれば、各学校に不利益が生じるはずだ。

ロディアーナ「...まさか」

ロディアーナは立ち止まった。

頬に、冷や汗がたらりの流れた。

セブルス「どうした？」

三対抗試合は命がかかる試合だ。

もしかしたらハリーを憎む誰かが、ハリーの名前が書かれた羊皮紙をゴブレットに入れたのかもしれない。

それなら、グリフィンドールと同時に、ハリーに相当恨みを持つ者となる。

ロディアーナが最初に思い付いたのは＿＿＿

ドラコ・マルフォイの顔であった。