一輪のアスフォデルを３ (ページ16)

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ロディアーナ「ムーディ！！」

ムーディが手を止める。

ロディアーナ「ま、まさかそれ...」

ムーディ「おまえの予想通りだ。こやつは、ドラコ・マルフォイはマグル生まれの学生を罵倒しよった」

ロディアーナ「ムーディ、体罰はもう禁じられているの。生徒を動物に変えちゃだめなのよ」

ムーディ「そうか」

だが、それでもムーディは止めなかった。

逆に、彼はイタチを先程以上に揺すり始めた。

ロディアーナ「ムーディ！体罰は駄目よ！ドラコをいじめちゃ駄目だってば！」

ロディアーナ宙にぶら下げられたイタチ(ドラコ)を庇うように抱きしめた。

ムーディ「おまえはお人好し過ぎる

ロディアーナ「でも体罰はいけません」

そこへ、マクゴナガルがやって来る。

マクゴナガル「なんてこと！ムーディ！これは一体どういうことですか！？」

ムーディ「よぉマクゴナガル。悪い生徒にちっとお仕置きしただけだ」

マクゴナガル「ダンブルドア校長がおっしゃっていたでしょう！体罰は禁止だと！」

ムーディ「うむ...そうかな？」

マクゴナガル「それよりも生徒を元の姿に！」

ムーディはロディアーナに抱きしめられているイタチに杖を向けると、イタチは一層に震えだした。

だがそれも束の間。

イタチ、ドラコはポンっと音を立て、元の姿に戻った。

だが、急だったせいか、ロディアーナは支えきれなくなり、ドラコがロディアーナに乗るような格好になってしまった。

ロディアーナ「ドラコ下りて...お、重い...」

ドラコ「父上に言いつけてやる...」

ムーディはにやりと笑った。