story １８ ページ20
クィレル｢トロールが、トロールが中に...！｣
ハロウィンの夕食時。
ロディアーナは、遅れてやって来たセブルスと、カボチャスープを飲んでいた時であった。
顔面蒼白のクィレルが、汗だくになりながら、食堂で叫んだのだ。
クィレル｢お知らせを...｣
クィレルが倒れた。
生徒たちは、パニックになる。
セブルスが立ち上がり、ロディアーナにこう言った。
セブルス｢我輩はあれを見てくる。ロディアーナ、貴様はトロールを｣
言い切る前に、セブルスは人混みの中へと入った。
マクゴナガル｢ロディアーナ、貴方は周辺を。私は地下を行きます｣
ロディアーナは階段を急いで下り、トロールを探しはじめた。
ロディアーナ(生徒たちは寮にいる。大丈夫。皆んな安全)
心を落ち着かせるため、ロディアーナは何度も深呼吸した。
ロディアーナ｢嘘、でしょ...｣
ロディアーナは耳をすませた。
泣き声が聞こえるのだ。
ロディアーナ｢そこにいるのは誰？｣
女子トイレからだ。
聞いたことのある声。
ハーマイオニーであった。
ロディアーナ｢どうしたのよ？こんなに顔をぐちゃぐちゃにして...｣
ロディアーナはハンカチを取りだし、ハーマイオニーの涙を拭う。
ハーマイオニー｢先生、私...｣
ハーマイオニーが言葉を止めた。
だんだんと、顔を青くしているのが分かる。
ロディアーナもだ。
大きな足音と影が、だんだんとこちらに近付く。
ロディアーナは急いで、ハーマイオニーと個室の中に見をひそめた。
ロディアーナ(うへ、鼻がもげそう...)
トロールが、入って来た。
そして何故か、ドアも閉められた。
トロールの金棒が、個室を突き破る。
ハーマイオニー｢きゃあああああ！｣
二人は頭を伏せ、なんとかそれを避けた。
ロディアーナ｢ウスノロめ！こうしてやる！｣
ロディアーナは杖をトロールに向け、叫んだ。
ロディアーナ｢ストゥーピファイ 麻痺せよ！｣
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理緒(プロフ) - 名前は固定ですか？リノにしたいのですが…。 (2022年9月7日 12時) (
レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そう | 作成日時：2021年2月17日 16時
