一輪のアスフォデルを (ページ17)

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story　１５ページ17

ロディアーナside

翌朝

気付いたら自分はベッドにいた。

昨夜はテンションが高すぎてよく覚えていない。

ロディアーナ(授業は二時間目からだからまだ寝ててもいいやぁ)

枕に突っ伏し、目を閉じると、首根っこを掴まれてしまった。

セブルス｢起きろ、それとも貴様は教師か？｣

ロディアーナ｢私は人間でもあります、暇さえあればいつでも寝る、そんな性格なのです...｣

苦しそうにもがいたが、すぐに無駄だと悟った。

セブルス｢二時間目に魔法薬学がある、それに出席しろ｣

ロディアーナ｢え、でも私は防衛術の手伝いが...｣

セブルス｢関係無い、奴には言っておく｣

セブルスは手を離し、先に食堂へと向かってしまった。

ロディアーナ｢なんか機嫌が良かった、ような？｣

その疑問は、すぐに分かった。

no side

セブルス｢ポッター｣

ハリーがびくっとした。

セブルス｢アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか？｣

ハリーはロンを見る。

お手上げだという顔をした。

ロディアーナの方もチラッと見るが、その近くにはセブルスがいる。

彼はすぐに目をそらした。

ロディアーナ(さてはセブルス、ハリーをいじめる気満々だったな)

何十年も一緒にいたのだ。

ロディアーナはセブルスの考えていることはお見通しであった。

セブルスは次々と質問をするが、ハリーは答えられず、グリフィンドールは一点減点されてしまった。

ちなみにアスフォデルの質問の答えは、｢眠り薬｣だ。

不満になるグリフィンドールと満足になるスリザリン。

彼らは、セブルスの指示で、薬を作ることになった。

ロディアーナ｢おできの薬...私も最初の頃は作ったなぁ｣

セブルス｢あの時、貴様は間違えて針を入れたな。まったく馬鹿な奴だ。少量だったからいいものの、怪我とかしたら...｣