一輪のアスフォデルを (ページ14)

今日:8 hit、昨日:22 hit、合計:61,930 hit

story　１２ページ14

マルフォイは逃げようとしたが、ゴイルが急に悲鳴を上げたせいで、驚く。

ロン「スキャーバズ！」

ロンのネズミが、奴の指を噛んでいた。

スキャーバズはブンブンと振り回され、終いには＿＿＿

ロディアーナ「ぎゃっ！！」

ロディアーナの顔面へと吹っ飛ばされた。

三人は足早に消え去った。

ロディアーナ「いったぁ…」

ロディアーナは、赤くなった鼻を押さえながら、席に着いた。

ロンは、スキャーバズの尻尾を掴み、「ダメだ、ノックアウトされてるっぽい」と言った。

ハリー「なんでマルフォイはロディアーナさんのこと知っていたの？あとナルシッサお姉様って？」

ロディアーナは、しまった、と苦虫を潰したような顔をした。

ロン「そうだよ、ロディアーナさんはあいつのなんなの？」

ロディアーナ「うーん…親戚というか、彼の母が私の姉なんだ」

ハリーとロンは、それを聞いて目を丸くした。

ハリー「ロディアーナさんと、マルフォイが親戚？」

ロン「じゃあ、あの性格は父親譲りなんだね！」

ロディアーナ「性格は分からないけど、純血主義は否定しない」

ハリー「じゃあ、ロディアーナさんも純血主義なの？」

ロディアーナ「親はそうだった。でも私は違うな」

ロン「ホグワーツではどこだった？」

ロディアーナ「グリフィンドールだった。いとこもね。だから二人揃って親に縁を切られたわ」

ロディアーナは、笑いながらそう言った。