ペットじゃなくて（ひまわりイエロー）2

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Aside









「あの…」







海ちゃんが寝室で着替えてるあいだに、もう支度を終えた2人に聞いてみる。







「こんなこと言うの失礼だけど…私テレビあんまり見なくて。





みんなのグループのことよく知らないの。





でも見たら見たで、海ちゃんが遠く感じたら嫌だし、私の前では普通の男の子でいてほしくてあえて見てないっていうのも実はあったりして。」






2人は頷きながら聞いてくれる。








「でね…だけど、あの子あの調子だからちょっと心配でもあるんだよね。





お仕事のときって、海ちゃんはどんな感じなの？」







平「ものすごく甘えん坊ですけど、しっかりしてますよ？」






真顔で平野くんは間髪入れずに答えてくれた。








平「ダンスもすごく上手いし、漫画家としても仕事もらってるし」







永瀬くんもそれに相槌を打っている。








「…そっか。ダンス上手なんだ、ちょっと意外かも。笑





漫画も描けるんだ、」







あ、そういえばこないだ似顔絵描いてくれてたなぁ。









平「あとはメンバー想いですね、甘えん坊だから頼りなく見えると思ったら



メンバーが喧嘩したときすぐ間に入ってくれるっていう」








「そうなの？…でも海ちゃんらしいのかもね」







海ちゃんがあたふたしながら、仲良くしようよ〜って止めるのかと思ったんだけど







永「しかもめっちゃ冷静に止めるよな。笑


はいはいはい、って止めに入る。笑





へらへらふにゃふにゃして見えて、案外いろいろ考えてるみたいっすね」






意外だった。







「考えてる？」







永「最近はあんまないすけど、悩んでる？なんか知らんけど、去年はよう目を腫らして仕事来てました。



しょっちゅう泣いてたみたいです。」






「そう…」








海ちゃん、今も悩みとかあるのかな。








疲れてるときは寝ちゃってて、起きたらニコニコしてるし







悩んでるところ、しんどそうな顔は見たことがないな…。

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