黒の時代の四人目。【文スト】【死ネタ】 (ページ9)

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第九篇　子供達ページ9

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翌日、織田は〈フリイダム〉にて咖喱を頬張っていた。

「味は如何？」

「何時も通りだ。子供達の様子は如何だ？」

「何時も通りだよ。皆二階に居るから、顔出してやって」

咖喱を食べ終えた織田は頷くと、店から出て階段を上がって行った。

「俺だ、入るぞ」

そして部屋の扉を開ける。

部屋では、子供達がゲームをしたり本を読んだり静かに過ごしていた。

「元気か？親父さんに迷惑掛けてないか？」

織田が子供達に一歩近付く。

……すると、
二段ベッドの上の布団の中でキラリと目が光った。

そして立っている織田に飛び掛かる。

「貰った〜！よっと」

「うぉっ、ちょ、待て……」

他の子供達もにやりと笑いながら織田にしがみつく。

バランスが取れなくなりドテンと倒れた織田に、幸介が問う。

「どうだ織田作！参ったか！」

「……フッ、本物のマフィアの恐ろしさを教えてやる必要があるな」

数分後。

子供達は縄で縛られていた。

「参ったか」

「うぅっ……こうなったら最終兵器を出すしかないな」

「最終兵器？」

「出(いで)よ、蘆花姉！！」

幸介がそう叫んだ瞬間、カーテンから一つの人影が飛び出した。

『どりゃー！！お姉様の登場よ！！』

「あ、蘆花。先来てたのか」

『私の子供達を拘束した事、後悔するが善い！！フッフッフ』

蘆花は織田に飛び掛かった。

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『一生の不覚……』

徳富は、子供達と同じ縄で縛られていた。

「蘆花姉弱すぎ！ホントにマフィアかよ〜」

『五月蝿いこのガキ！』

「よし、全員捕まえた事だしポートマフィア流の尋問といこう」

織田はそう云うと幸介の身体を擽り始める。

「ううう、うはは、ちょ、うわ、ははっ！やっ、やめろ！死ぬ！死ぬー！あははっ」

『幸介いい気味〜』

「お前も受けるか？」

『え？はっ、ちょ、ぅわはっ！！あっはははは！やめて、んははっ！』