第十篇 咖喱 ページ10
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「辛っ!辛いよおじさん!これ隠し味に溶岩でも入ってるの〜?」
「織田作ちゃんは何時も其れ食べてるよ」
『蘆花は?』
「あの子オムライスしか食べないから」
カラリ、とドアの開く音。
織田と徳富が店内に入って来た音だった。
「あっ、子供達は如何だった?」
「何時も通りだ」
『相変わらず元気だよ〜』
「二年前の龍頭戦争で親を亡くした子供達かい?決して殺さず、出世に興味が無く、孤児を養うマフィア……織田作之助。変わってるね、ポートマフィアの中で一番変わってるよ」
「お前程じゃない」
織田は太宰の隣に座ると、店主に封筒を差し出した。
「親父さん、子供達の当面の生活費だ」
「大丈夫なのかい?善ければうちでも幾らか負担を──」
「親父さんには場所を貸して貰って感謝してる。其れに俺はこの店の咖喱が何時でも食えるだけで充分だ」
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こめこめコメダ(プロフ) - てかみそさん» 仕方ねぇ続けるべ☆いぇい☆ (2022年12月22日 14時) (レス) id: b8ad08ce24 (このIDを非表示/違反報告)
てかみそ - こめこめコメダさん» 辞めたら………いやなんもしないけどほら。私はさ。プリ小説やってるし?私の思いもこめさんに継いでもらうって決めてたし((((((((殴 (2022年12月22日 14時) (レス) id: ca294d51e0 (このIDを非表示/違反報告)
こめこめコメダ(プロフ) - てかみそさん» うぅ〜……私も最近占ツクしんどくなってきたし辞めちゃおっかな… (2022年12月21日 3時) (レス) id: 3c5b67e3ca (このIDを非表示/違反報告)
てかみそ - こめこめコメダさん» まじだよ (2022年12月20日 18時) (レス) id: ca294d51e0 (このIDを非表示/違反報告)
こめこめコメダ(プロフ) - てかみそさん» マジかよ…… (2022年12月20日 11時) (レス) id: b8ad08ce24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こめこめコメダ | 作成日時:2022年11月5日 19時