第一篇 何時もの夜 ページ1
·
──────ガランガラン。
「やァ、織田作」
「今晩和、織田作さん」
「……太宰と安吾はもう来てたのか。アイツは？」
「今日はまだ来てないねぇ〜、仕事が梃子摺ってるのかも」
「そうか。なら仕方ないな」
太宰の横に腰を下ろす織田。
太宰が「マスター、もう一杯！」とグラスを掲げた。
「飲み過ぎには気を付けて下さいよ、太宰君」
「安吾は堅いなぁ。此処に居る時間は私の至福の時なんだから今くらい良いじゃないか」
「太宰君が酔い潰れたら誰が送って行くと思っているんですか」
「私は酒にはあまり酔わないから大丈夫さ」
「ハァ……」
坂口が溜息を吐くと、織田が「溜息吐いたら幸せが逃げるぞ」と呟く。
するとその時、織田の直ぐ後ろから声が聞こえた。
『其の言い伝えは古いよ、織田作。溜息にはリラックス効果がある。思う存分吐きなさい』
「おっ、……」
「おぉ蘆花じゃないか、相変わらず気配を消すのが上手いねぇ」
「吃驚しましたよ……徳富さん」
『皆が鈍感なんだよ〜。あ、マスター、いつものカクテル頂戴』
にししと笑う彼女はポートマフィア首領の助手、徳冨蘆花。
能力名『不如帰』。
先刻は驚いていたものの、今は無表情に戻っている赤髪の男はポートマフィアの下級構成員、織田作之助。
能力名『天衣無縫』。
眼鏡を掛け直しているこの男はポートマフィアの情報員、坂口安吾。
能力名『堕落論』。
グラスに口を付けて微笑んでいる男はポートマフィア幹部、太宰治。
能力名『人間失格』。
四人は仕事帰りにこうして酒を飲み、夜を明かしている。
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こめこめコメダ(プロフ) - てかみそさん» 仕方ねぇ続けるべ☆いぇい☆ (2022年12月22日 14時) (
レス) id: b8ad08ce24 (このIDを非表示/違反報告)
てかみそ - こめこめコメダさん» 辞めたら………いやなんもしないけどほら。私はさ。プリ小説やってるし？私の思いもこめさんに継いでもらうって決めてたし((((((((殴 (2022年12月22日 14時) (レス) id: ca294d51e0 (このIDを非表示/違反報告)
こめこめコメダ(プロフ) - てかみそさん» うぅ〜……私も最近占ツクしんどくなってきたし辞めちゃおっかな… (2022年12月21日 3時) (レス) id: 3c5b67e3ca (このIDを非表示/違反報告)
てかみそ - こめこめコメダさん» まじだよ (2022年12月20日 18時) (レス) id: ca294d51e0 (このIDを非表示/違反報告)
こめこめコメダ(プロフ) - てかみそさん» マジかよ…… (2022年12月20日 11時) (レス) id: b8ad08ce24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こめこめコメダ | 作成日時：2022年11月5日 19時
