離婚したらなぜか子持ちがモテた。【2and3】 (ページ13)

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12話ページ13

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「あ、まま！」

？「ゆうあちゃんのままぁ？」

？「えー！かわいいー！」

結愛に気づかれ、その周りの子達にも気づかれた。結愛は嬉しそうに近づき、周りの子達に説明する。

「うちのまま！がっこうのせんせいしてるの！」

？「すごーいねぇ」

？「うちのぱぱよりすごい！」

なんか褒められる。最近は男の子も可愛いのか。可愛いなぁ、と思っていたら、この子達の〝ぱぱ〟が来た。声の方を見てみると、高身長イケメンが2人だった。1人は男の子を抱えて、もう1人はメッシュが入っている。

？「こ～ら、奏太(かなた)。他の人迷惑かけちゃダメでしょ～？」

？「彩音(あやね)もそうですよ。――あっ、ホントにすみません」

身長高いスーツの着た男性が頭を下げる。なんか出来る男、って感じで凄い。私は頭を上げてもらった。顔をよく見てみると、どちらともなんか見たことある気がする。

「大丈夫ですよ」

？「ホントすみません！社長、そんなに気にしなくても～」

？「そうですよね……不破さん」

今、メッシュの人……社長って言った？？え、？？困惑した脳を懸命に回しながら、状況整理する。前にいるスーツの人は社長さん。隣にいるメッシュの人は秘書、だろうか。秘書にしてはラフ過ぎじゃないか？友人だろうか。

「ウチにはままがいないから、べつにいーじゃん！」

「ゆあちゃん、きにしなくていいよ」

実は大人なんじゃないか、ってくらいの会話をしている。前にいるふたりが大人っぽいから、子どもも大人っぽくなるのかもしれない。

「奏太が言うことじゃないの」

メッシュの人――不破さんが間に入っていった。奏太くんと不破さん？は雰囲気と言い、見た目といい似ている。彩音ちゃんはハッキリしてて、社長さんに似てる気がした。