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11話 ページ12









「――A先生」



青青した木々から光が差し込む。職員室では忙しく教員が歩いている。目の前の青年――2年桜組の剣持刀也がよく書き込まれたノートと筆箱を置いて、カウンター越しに立っている。




「あ、うん。それで?」




上の空を隠すように反応した。剣持くんは気にせずに話を続ける。




「僕的にはこのレイアウトを変えたくて」

「なるほどねぇ」

「A先生的にどう思います?」

「んー……」




ノートを見せながら、説明を受ける。剣持くんとは委員会が一緒で、よく相談を受ける。剣道部で忙しいはずなのに、委員会の仕事もよくやっている。




「そうだねぇ……個人的には、ここの記事とここを入れ替えていいかもね。ただこれは好みの問題だから」

「なるほど」

「剣持くんが好きな方でいいよ。決めるのは君なんだから」




剣持くんは頷き、礼を言って、職員室を後にした。剣持くん、いい子だよなぁ。けど、甲斐田からは「イジられる!」って不満を漏らしてたけど。いい子じゃん、あの子。何見てんだよ、甲斐田!!!



仕事を終わらせ、甲斐田より早く退勤した。今日は結愛の迎えが出来そうだ。るんるんで迎えに行くと、結愛はお友だちとお喋りをしていた。




?「――でね、ぱぱはいつも家にいないんだよねー」

?「わかるー!」

「うちん所、ままのときもあれば、まゆにぃのときもあるんだぁ」

?「あ、あのいけめんか!」




ほんとに小さい子供の会話か?ってくらい、少しぶっ飛んでる。なんか入る隙がなくて、ずっと門のところで固まっていた。今の子、イケメンか否かって分かんの?

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にゃーちゃん - 初コメ失礼します!ngoパパ…えっ好き(ngo最推し)めっっっっっっっっちゃ更新楽しみにしてます!!!!!!頑張って下さい!!!!!! (7月13日 23時) (レス) @page3 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめゆ x他1人 | 作者ホームページ:なしし  
作成日時:2023年6月25日 20時

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