離婚したらなぜか子持ちがモテた。【2and3】 (ページ11)

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10話ページ11

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仕事を終わらせ、頑張って帰宅した。家を空けると、最愛の娘以外の声が聞こえた。

リビングに行くと、まゆにぃがキッチンで料理してくれて、リビングにはういはちゃんが結愛と遊んでいる。

「まま！！おかえりなさい！！」

「ただいまぁ」

結愛が走って私に抱きつく。後ろから、私のエプロンを着たまゆにぃが現れる。

「おかえり」

「ただいま、まゆにぃ。結愛のお迎え、あんがとね」

「ん、どーいたしまして。夕飯できたから、手洗ってきて」

「はいはい」

「結愛は僕とママ待とうね」

まゆにぃは結愛の手を引いて行った。あの人とは比べ物にならないくらいに家事を手伝ってくれるし、結愛とよく遊んでくれるからか、結愛はまゆにぃに懐いている。こんなにも理想的な性格なのに、1度も彼女ができたことがない。外に出ない、って言うのも理由だと思うけど、学生の時ぐらいにモテてもいいと思うが。

手を洗い、いい匂いのする部屋に行く。長方形のテーブルには、結愛が座っており、まゆにぃは手際よく料理を置いていた。今日はビーフグラタンらしい。

「ままはこっち！」

「はーい」

ゆうあの隣に座る。まゆにぃがビーフグラタンを置いてくれた。まゆにぃは料理うまいから、本人には言えないけど、楽しみにしている。

「今日も美味しそう」

「味は間違いないよ。結愛が味見してくれたし。それにちはるが好きそうな味だって、俺もわかってるし」

「さすがまゆにぃ。結愛もありがとね」

えへへと照れ笑う結愛。今日もうちの娘も可愛いなぁ、と思いつつビーフグラタンを食べた。