【リク�─杁淨颪暴Δ�神あり1 (白黒無常) ページ42
「A、早く逃げて!!」
目の前で叫ながら、イライが打ち上げられて行った。
「ごめん…ごめんっ…!!」
もう身動きすら難しい状態で、サーカステントのステージに突っ伏したAが、数秒前までイライのいた場所を見つめて呻いた。
仲間を助けられなかった。
仲間を守るためにいるはずの自分が何故残っているのか？
人を守れることしか価値はない自分が？
そんな自責の念が、Aの心を鎖の如くきつく重く締めつける。
ハンター2人に対し、残りサバイバーは3人。
既に敗北は決定しているが、勝敗抜きに仲間には少しでも多く逃げ切って欲しかった。
今残っているのは、既に一度チェアに座った上に未だ傷付いたままのイソップと、無傷なもののハンターに追われ続けているトレイシーだ。
「カールさん、トレイシー…ごめん、どうか、逃げて…」
自分はどうなってもいい。
2人が逃れられるなら、身代わりになったって構わない。
お願いだから2人だけでも逃げて欲しい。
お願い、お願い、お願い……っ!!
「A」
一心不乱に懇願するAの頭上に、聞きなれた声が降ってきた。
「謝必安…」
顔を上げると、色白痩身で役者の如く涼やかな顔をした見慣れた男が、見慣れない出で立ちで佇んでいるではないか。
赤地に金糸の装飾が施された絢爛なストラと、頭上で宝石の埋め込まれた豪華なミトラが神々しく輝いていた。
「助けて欲しいですか？」
「何を言っているんだ…」
この状況で、サバイバーの自分に助かる選択肢などないだろう。
起死回生も既に使っている。
残るは失血死を待つか、捕まって打ち上げられるか。
「別に、いい。私が助かったところで…」
仲間は助からない。
分かっていても口に出すのが躊躇われて、飲み込んだ。
「…なるほど」
それをどう受け取ったのか分からないまま、必安はAを風船に括りつけた。
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ドクモ(プロフ) - リクエストでーす！ ツンデレ黒無常さんが素直になるまで焦らしたい願望です！ (2019年5月21日 2時) (
レス) id: 763783cfb5 (このIDを非表示/違反報告)
MH改め蓬莱(プロフ) - 林檎饅頭さん» 林檎饅頭さん、リクエストありがとうございます！折角リクいただいた所大変申し訳ありませんが、今執筆スピードの都合でリクを締め切らせていただいております… 今後再開出来そうでしたら、その時に書かせていただきますね！ (2019年4月7日 0時) (レス) id: a0dc3dcbfc (このIDを非表示/違反報告)
林檎饅頭 - リクエストなんですけど友情で風邪をひいたヴィオレッタちゃんに看病する感じの物語を作って欲しいです。 (2019年4月6日 1時) (レス) id: 19ec5be348 (このIDを非表示/違反報告)
MH改め蓬莱(プロフ) - 夜月レナさん» コメントありがとうございます！上手いこと彼の魅力を出しつつ、甘く出来てるか不安だったのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(´ω｀*) (2019年3月23日 14時) (レス) id: a0dc3dcbfc (このIDを非表示/違反報告)
夜月レナ(プロフ) - ｯ...(尊死)。泥棒めっちゃ可愛いっす。最高な作品をありがとうございます...!!なぜ星ボタンが一度しか押せないのか... (2019年3月23日 1時) (レス) id: 0d570b7f47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓬莱 | 作成日時：2019年2月18日 23時
