【リク�ァ曚修凌牡蕕浪燭砲眤紊┐�たく1 (写真家) ページ31
凍てつく寒さの間に顔を覗かせた太陽が空気を温め、僅かに開けた窓からそよぐ風は湿気た部屋に清涼な空気をもたらしている。
「今日はいい天気だよ、A。絶好の散歩日和だとは思わない？」
「確かにいい天気だね。だからこそ、こうして本の虫干しをしているんだよ」
今日は珍しくジョゼフも私も午後にゲームの予定がなく、彼は私に散歩でもしないかと誘いに来ていた。
しかし彼には申し訳ないが、晴れ間が広がっている内にこの部屋の湿気と埃を払ってしまわないと、身体の内側がカビてしまいそうでなんとも息苦しい。
その旨を伝えて断ったが、彼は外には戻らずそのまま私の部屋のベッドに腰掛け、こうして雑談をすることを選んだようだ。
「何もこんな日にやらなくてもいいじゃないか」
「今日逃すとまたしばらくゲーム続きになってしまうからね。気にせず行ってくればいいじゃない」
「それは嫌だ」
一緒じゃなきゃ意味が無いだろう、と抱きかかえたクッションに体を預けながらむくれている。
今日の彼は甘えたな気分らしい。
「でも部屋の片付けをやらない訳にもいかないし…あ、ジョゼフが手伝ってくれれば早く終わるかも」
「それは嫌だ」
折衷案を提示したつもりだったがお気に召さなかったらしい。
最初からのってくるとも思っていなかったので別に構わないが。
「…Aは僕だけに構っていればいいんだ」
「まったく…とんだ駄々っ子だね」
ジョゼフがクッションに顔を填めて本格的にふて始めたので、本を抱えていた手を一旦止め、彼の隣に座った。
一人分の体重を新たに受けて、マットレスが僅かにこちら側へ傾く。
クッションから目元だけを上げてこちらを見る様子が穴から覗く子猫みたいで可愛くて、緩む頬を自覚しながら頭に手を伸ばす。
「ん！」
「わっ！」
すると素早くその手を取られたかと思うと、引き寄せて彼の腕の中に収められた。
お互い上半身だけ正面を向き合い、腕は胴体ごと抱きすくめられている状態。
「はぁ…Aの匂いだ、安心する」
「あ、ちょっと！くすぐっ…んっ」
ジョゼフは私の耳元に顔を埋めてですぅっと深呼吸すると、ゆっくり息を吐きながら唇で耳をなぞり始めた。
「ふふっ、体温が上がってきたね。Aの香りが強くなってる」
「っ変なこと、言わなくていいから！」
【リク�ァ曚修凌牡蕕浪燭砲眤紊┐�たく2→←【リク�ぁ曚修涼祺颪望靴�れたるは…5
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「第五人格」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ドクモ(プロフ) - リクエストでーす！ ツンデレ黒無常さんが素直になるまで焦らしたい願望です！ (2019年5月21日 2時) (
レス) id: 763783cfb5 (このIDを非表示/違反報告)
MH改め蓬莱(プロフ) - 林檎饅頭さん» 林檎饅頭さん、リクエストありがとうございます！折角リクいただいた所大変申し訳ありませんが、今執筆スピードの都合でリクを締め切らせていただいております… 今後再開出来そうでしたら、その時に書かせていただきますね！ (2019年4月7日 0時) (レス) id: a0dc3dcbfc (このIDを非表示/違反報告)
林檎饅頭 - リクエストなんですけど友情で風邪をひいたヴィオレッタちゃんに看病する感じの物語を作って欲しいです。 (2019年4月6日 1時) (レス) id: 19ec5be348 (このIDを非表示/違反報告)
MH改め蓬莱(プロフ) - 夜月レナさん» コメントありがとうございます！上手いこと彼の魅力を出しつつ、甘く出来てるか不安だったのでそう言っていただけて本当に嬉しいです(´ω｀*) (2019年3月23日 14時) (レス) id: a0dc3dcbfc (このIDを非表示/違反報告)
夜月レナ(プロフ) - ｯ...(尊死)。泥棒めっちゃ可愛いっす。最高な作品をありがとうございます...!!なぜ星ボタンが一度しか押せないのか... (2019年3月23日 1時) (レス) id: 0d570b7f47 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蓬莱 | 作成日時：2019年2月18日 23時
