紫の王子さまとお姫さま【stxxx】

クレーンゲーム ページ18

今日は、なーくんとデート！
ゲーセンに来ています！

なんか、私もなーくんもそういう気分だったからね。

あちらこちらで、ゲームの音がガヤガヤと聞こえてくる。


あっ、クレーンゲームもたくさん。
お菓子とか、大きなぬいぐるみがあって楽しそうだなぁ……。

あ、サンリオのキャラクターのぬいぐるみのクレーンゲームもあった！


「わぁ、あれ可愛い……！」


ポムポムプリンのぬいぐるみだ……。
なんてったって、すとぷりとサンリオがコラボした時に出ていたグッズ、なーくんバージョンはポムポムプリンだったからね。

でも、あんなところに挟まれちゃ、難しいよね……。
がっちりと、キティとタキシードサムの間に挟まれちゃってる。


店員「ポムポムプリン、取りやすく動かしましょうか？」


え、私がポムポムプリン欲しがってること、そんなに顔に出てた……？


な「あ、ちょっと待っててください。これがこうだから……」


なーくんは、素早くクレーンゲームにお金を入れて動かした。


「わぁ……！」


私がポーッと見ている間に、機械はポムポムプリンの方へ。


「なーくん……！」


優しい笑顔で、なーくんはぬいぐるみを私の手に置く。


「ありがとう！ 本当にありがとう！！」


店員「彼氏さん、お見事ですねー！」


彼氏じゃなくて、旦那なんだけど「細かいことは気にするな」だよね！
えへへ、私も誇らしくなっちゃった！

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