パパと娘のほんわか毎日【黄】3

アドバイス ページ24

今日もパパのおしごとで、宿題を会社でやってるんだけど……。
やっぱりむずかしいなぁ……。
あっ、いいこと考えた！


「パパ！」


る「A、どうしたの？」


「パパは、Aとどんなことしてる時間がすき？」


Aが聞くと、パパは固まった。


る「どんな……？ えっと、どうかしたの？」


作文のことは……ひみつにしとこ！


「ううん、べつに」


る「パパは、Aといっしょならどの時間も好きだよ」


「うーん……」


全部書いちゃうとさすがに長すぎて、作文用紙におさまらないし……。

せっかくなので、メンバーのお兄ちゃん達に聞くことにした。
パパがお手洗いに行っている間に、わたしはこっそりお兄ちゃん達に教えることにした。


な「せっかくだし、パパのことびっくりさせたいよね！」


「うん！」


さ「どうすればあいつ喜ぶかなぁ」


こ「いいこと書けば絶対喜ぶって」


さとみくんところちゃん、なにか話してるけどAにはよくわかんなくて、首を傾げた。


莉「てか、単純にAちゃんの素直な気持ちでいいんじゃない？」


「すなおなきもち？」


ジ「うん、Aちゃんパパ好きやろ？」


「うん！ だいすき！」


ジ「なら、パパとのエピソードいっぱい持ってるんちゃう？」


「えぴそーど？」


な「思い出みたいなものだよ。パパと一緒にいた時のこと、よーく思い出してごらん？」


思い出……。
思い出……。

かぞくの作文、パパのこと……。


こ「パパのこと、どう思ってるかっていうのも書けるといいよ！」


思ってること……そうだ！


「ありがとう！ A、書くね！」


パパのこと、よろこばせるぞ！

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