【忍たま】あいつがリア充になりやがった【尾浜勘右衛門】

3話目 ページ18

尾浜｢お待たせ｣


時間でいうと10分程して勘ちゃんがお盆を持って戻ってきた。


｢おかえり｣


あ、梅がゆだ。
美味しそうだしこれなら食べれそう。お粥は消化が早いし、梅には抵抗力を高める成分がある。ありがとう、食堂のおばちゃん。


尾浜｢おばちゃんも心配してたよ。昼来なかったからって。梅がゆを作ってる途中だったんだ｣

｢そこに勘ちゃんが行ったってワケね｣


おばちゃん、作ってくれてたんだ。


｢お礼言いに行かなきゃ｣

尾浜｢Aは明日にでも行けばいいよ。食べ終わったら俺が器を返しに行くし、その時に俺から伝えとく。今日は食べて安静にしておく！｣


と、人差し指を立てて言う勘ちゃん。


｢分かったよお母さん｣

尾浜｢誰がお母さんだ｣


デコピンされた。
でも全く痛くない。


尾浜｢冗談を言えるくらいには元気になってきたってことか｣

｢勘ちゃんのおかげだよ｣

尾浜｢そ、そうか(Aはサラッとこういうことを言うんだから)
じゃあ俺は今日の復習と予習してるから。ゆっくり食べていいからな｣


｢机借りるぞー｣と言って勘ちゃんは忍たまの友を開いた。流石だな。


｢私も冷めないうちに食べちゃおーっと｣

手を合わせてからレンゲを手にし、食べられる程度に冷ます。

｢ん〜身体にも心にも染みる美味しさ！｣

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