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_ 「 エコバック持参有難う御座います。
2円引きさせて頂きますので、合計で __ 」
ニコニコと営業スマイルを貼り付ける店員にAは謎のクレジットカードでお支払いを済ませる。
黒いクレジットカードの裏には " 中原中也 " と記載されている事から、太宰は顔を顰めて あの蛞蝓のものなら全部使っちゃえばいいのに、と呟いた。
エコバック2つがいっぱいになるほど買い物をしてしまい、之では散歩がしにくい。
「 今日の散歩は断念かな。 」
苦笑いを浮かべてそう云ったAを太宰がほっておく訳がなく、すかさずエコバックを手に取り、 「 行こうか 」 と満面の笑みで云われた。
何処に? 、 そんな質問に太宰は口を開かない。
Aは買い物の荷物が取られた為帰れなくなってしまったので太宰の後ろをついて行くしかない。
10分程度、歩いただろうか。
太宰は唐突に振り向き、戸惑うAに 「 着いたよ 」 と知らせた。
「 え、いや、あの此処って… 」
目の前に連なる階段。
Aの真横にある案内板には 「 2階 武装探偵社 」 と記載されていた。
「 私、マフィア幹部の妻ですよ? 」
太宰「 私の想い人でもある。 」
「 あ、いや… その… 」
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まりな - 面白かったです!これからも頑張ってください! (2018年1月27日 11時) (レス) id: 432d65a945 (このIDを非表示/違反報告)
炭酸水素なとりうむ(プロフ) - 凄く続きが気になります!!更新ファイトです! (2017年12月24日 2時) (レス) id: aeb5ce3320 (このIDを非表示/違反報告)
毛糸 - 第一次反抗期戦争の方からきました!! とても面白かったです!!これからも更新頑張ってください!( ´∀`) (2017年12月9日 19時) (レス) id: 1ec397df0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カスミ | 作成日時:2017年12月7日 19時