糸師凛はマネの犬

わん13 ページ14

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次の日の朝、なんだか熱っぽくて、伝染ったんだなあって考えながらぼーっとする



凛ちゃんの熱は下がったみたい






……良かった

私に伝染れば良いのになって思ってたし






「……A」


『何っ、』






言いかけた所で、咳き込んでしまった






「……伝染ったか…マスクしてたけどな」



『……』






……ぎくり
まさかキスをしたんですなんて死んでも言えない


ここは普通に菌に負けたことにしておこう






『いや〜…感染力強いね〜……』


「……」


『……凛ちゃん…？』





まさかバレた……？！


……いやそんなはずない、寝てたもん



　


「……俺のせいで…」


『……そういう事か』



　



『私、自分から凛ちゃんと寝たんだよ』
　



……嘘だけど









『凛ちゃんの熱、私に伝染って良かった』


「……は……？」


『いや、凛ちゃんが元気ないくらいなら私が代わりになりたいし』








「……お前……自分を大切にしろ」




あれ、凛ちゃん顔怖い




「それに俺だってAの代わりになりてぇくらいお前が大切なんだ…だから、……」




……普段と立場逆転してる……




「……っ……早く元気になれ……」





凛ちゃんの声は、語尾につれて声が小さくなっていた







『……ありがとう』




凛ちゃんが私と同じくらい私の事大切に思ってくれてるの、伝わった








……それに、マネージャーなのに凛ちゃんばっかり優先して……無責任過ぎるじゃん




私のバカ








『(でも大切なものは大切だし……)』





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リクエストとかって……出来ますか……


ネタが……尽きてきました……ｸﾞﾊｯ




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