３４話 ページ34
2人で飲みに行くようになってから通い続けている居酒屋。
言わずもがなで誘われた時来るのは決まってこのお店
荒んだ心を隠すように所謂やけ酒している
｢うぅん、、なんで、ぇ、ｯ｣
｢楠原、、お前、もう飲むのやめろって、｣
しっかりと出来上がっている。
思えば思うほど溢れてくる涙は止まることを知らない
なぜ私があの男にここまで振り回されなければいかないのか。
｢ひぐっ、、もぅ、むり、ぃｯ｣
｢あーあー、、ほら水飲んで｣
｢日下部ぇぇ、、ｯ、おまっ、良い奴だなぁぁｯ｣
｢はいはい、分かったから飲め｣
子供のようにあやされ、口元に来た水を受け入れる
｢、、はぁ。もう、終わりかな｣
｢、あの人の事か？｣
｢そりゃ、ね。連絡もつかないし｣
ぼんやりと携帯を見つめる
ロック画面は微動だにせず溜まる通知は公式とかだ
都合が良すぎたのかな
まぁ、そんなの今思っても意味が無いけど
｢俺にすればいいのにな｣
｢ね。、、、、ん？？｣
｢言っただろ。案外近くにいるって｣
｢言ってた、けど、｣
｢お前全く気づかねぇんだもん。好きじゃなきゃそんな気にかけたりしないっての｣
｢ごめ、ん｣
｢何謝ってんだよw別にいーよ。｣
｢でも、｣
｢俺さ、なーんか思うんだよね。楠原ならまたあの人と会えんじゃねぇかって｣
笑いながら言う日下部の言葉はどうも適当言ってるようには聞こえなくて。
｢、会えるかな｣
｢そんな気するわ。もし本当に会えないってなってもう手が何もなくなったらさ、俺の事考えてよ｣
｢日下部のこと、｣
｢忘れられなくてもいいよ。その分俺が頑張るからさ。だから頭の隅っこには入れとけよ？｣
｢うん、ごめん｣
｢お前の謝り癖は治らねぇなw｣
他愛もない会話、会社の愚痴何だかんだ行って日下部は人をよく見てるし、いい所を引っ張り出してくれる
｢、ありがと｣
｢あー？何がwさ、そろそろ帰りますかぁ｣
｢伝票みせて｣
｢俺が払うから先外出てな｣
｢、、うん。次回は私が払うね｣
｢！じゃもっと高いとこ行くか｣
｢おいまてこら｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lefu(プロフ) - ゆるぽろうさん» ゆるぽろうさんありがとうございます！嬉しいお言葉の限りです笑また新作を出すようでしたら呼んでくださればと思います！お付き合い頂きありがとうございました！ (2022年8月10日 21時) (
レス) id: 3b2cfef93a (このIDを非表示/違反報告)
Lefu(プロフ) - アルトさん» アルトさんありがとうございます！そう言っていただけて書いてよかったって思えます、。お読み下さりありがとうございました！ (2022年8月10日 21時) (レス) id: 3b2cfef93a (このIDを非表示/違反報告)
ゆるぽろう - 完結おめでとうございます！！心臓ガッて掴まれました。何回もひやひやした上トゥンクしました。めちゃくちゃ好きですけど！？好きなんですよ！！ほんと面白かったです！！素晴らしい作品をありがとうございました！！ (2022年8月6日 15時) (レス) @page45 id: 4759135296 (このIDを非表示/違反報告)
アルト - 完結おめでとうございます！とてもいい作品でした！knさんの不器用さや夢主の自分の気持ちにだんだん気づいていくところなどの表現などか上手くてとてもよかったです！ (2022年8月4日 23時) (レス) id: e73850917a (このIDを非表示/違反報告)
Lefu(プロフ) - ゆるぽろうさん» うわぁ！ゆるぽろうさん！見つけてくださりありがとうございます笑暖かい言葉感謝です、、ありがとうございます！ (2022年5月5日 21時) (レス) id: 3b2cfef93a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：れふ。 | 作成日時：2022年1月21日 20時
