【親世代】狼に好かれた真っ白な狼【リーマス･ルーピン】 (ページ14)

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初めてのクィディッチページ14

今日は初めてのクィディッチを観戦する日だ。

迫力が凄い。

私達は6人で観戦した。

リリーは少し離れた所で友達と観戦しているようだ。

その間ジェームズはずーっとリリーの話をしていたのでいつの間にかジェームズのワンマンショーになっていた。

『ジェームズ、貴方に毒薬飲ませようか？』

｢それは勘弁してくれ…｣

最近ジェームズの扱い方がわかってきた気がする。

そうして始まった試合は
グリフィンドール対スリザリンだ。

流石スリザリン。
どんな手を使ってでも勝ちを狙っていくスタイル。

然し、それに負けない実力を持つグリフィンドール。

持ち前の勇敢さで点を広げていく。

そして勝ったのはグリフィンドールだ。

この日はグリフィンドールがお祭り騒ぎだった。

私は少し気になることがあったので狼になって寮を抜け出す。
必要の部屋へ向かった。

既に扉がったのでそっと入ってみると案の定ジェームズとシリウスとピーターが居た。

シリウスは私の存在に気がつくと杖を構えた。

私は変身を解く。

すると3人の顔はポカーンとしていた。

｢お前、アニメーガスなのか？｣

『いいえ、アニメーガスとはちょっと違うの。』

｢それはどういうことだい？｣

『私はね狼憑きなの。狼が守護霊みたいなもの？でもパトローナスと違って物理的な…そう、簡単に言うと狼と一心同体みたいな感じ！満月の日に必ず狼になって森を駆け回ったり動物たちと遊ばないと自分の中に居る狼が怒って悪さをしちゃうの。それを止める為に変身して森を駆け巡る。』

｢だから、この前リーマスが…｣

｢おい！ピーター！｣

『……私リーマスの秘密知ってるよ？狼人間なんだよね？』

そう言うとシリウスは顔がみるみる強ばる。

｢それを知ったお前はどうするんだ。皆に言いふらすのか？｣

『そんなことすると思う？私も狼なのよ？私はリーマスはリーマスだと思ってる。狼だったとしてもリーマスなの。分かる？友を裏切ることをなんかしない。』

｢…信じるからな。俺らは今満月の日に｣

『満月の日に一緒に居られるようにアニメーガスを習得してる』

｢いつから知ってた。｣

『んー、結構前かな！』

｢…練習付き合ってくれないか？｣

とシリウスはお願いしてきた。

『もちろん、リーマスのためだもん！』

｢ありがとう！｣

『どういたしまして！さて、今日は流石に寝よ』

私達は4人で透明マントをかぶり寮へ戻った。

そして男子と女子で分かれると私は今日の事も日記につけた。