前を向いた彼女の話 終 ページ44
"きみ"は、形は違えど確かに愛していたんだろうな。と、誰かに伝えるつもりもないまま呟いて、彼に引っ張られるようにして外に出る。………もう少しここにいたかったが、彼が助けを求めているのなら仕方がない。
沈んでいく意識の中で、"太陽のよう"と彼が形容した笑顔が見えた気がした。
嗚呼なるほど、これは確かに。
「(思わず手を伸ばしたくなる、
もう一度目を開いた時、その姿はそこにはなく、ただ黒に塗り潰された世界が広がるだけだった。
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今まで「美しい場所＞無常」だと思っていたのが、最後の最後、あと少しで死んでしまう時に、本当は「美しい場所＜無常」であったと知ってしまった彼女の話でした。
タイトルは「前を向いた彼女の話」ですが、最後の最後で結局は前を向けていなかった(認められなかった)ことになるので、二人はなんだかんだ似たもの同士な訳ですね。
しかし、周りから見れば彼女は「前を向いていた」ので、彼から見てもきっとそう見えたことでしょう。
彼女は最後まで自分の矜持を守った訳ですので、きっとこれが(彼女にとっての)さいこうのはっぴーえんど。間違いないね()。
白黒無常はこれからも変わらないままです。
白無常は前を向けないまま荷物を背負って、黒無常は荷物を半分こできない自分に複雑な感情を抱いたまま。
彼らは話すことができません。…だからこそ、彼女は彼になら思い出を見せても良いと思ったのかもしれませんね。
彼らが話せないのなら、彼女の守り切ったものが白無常に明かされる事はない訳ですから。
コウイウモノガタリ、スゴク、スキ。
これで【前を向けなかった白無常の話】は本当の本当に終わりです。
本当なら前を向けなかった白無常の話の一週間後くらいには出来てる予定だったんですけどね。主人公ちゃんが勝手に動きまくるせいで着地点を見失いまくって、続きが行方不明になったのでこんなに遅くなりましたとさ。
なんなら当初はもっと純粋な主人公だったはずなのになんであんな気狂いになってしまったのか………。
色々と申し訳ありませんでした。
____________________________
_______________私はもう、君と共に歩んでいくことはできないから。
だからせめて、君のことを託そうと思うんだ。
認めるのはちょっと悔しいけど、下手すれば私より君のことを理解しているであろう君の
続く
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結城@ハスター教信者(プロフ) - 初コメ？失礼します！監視者の話泣ける・・・うぉぉこれから監視者の事どう見ればいいんだ！！こんな悲しい監視者の日記見ると監視者を植えれない泣き監視者・・・今まですまんかった！いつも面白く見てます！コメント失礼しました。 (2020年5月19日 17時) (
レス) id: f70674c364 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - とても好きです尊みがしゅごい…これからも楽しみに待っています！ (2019年10月3日 0時) (レス) id: 23ad3e01ef (このIDを非表示/違反報告)
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