検索窓
今日:8 hit、昨日:8 hit、合計:8,383 hit

午後の病院4 ページ10

麻里子side



カンファレンスの帰りに廊下を歩いてたら、
仕事途中のみなみと遭遇した。



〜廊下〜



み 「 ちょうど外科に資料を届けたかったから、
まりちゃんに会えて良かったわ〜。」



麻 「 ほんとたまたま。
目の前にちっちゃい白衣が歩いてたんだもん。(笑)」



み 「 小さいのは今更否定しないけど、、、(苦笑)」



麻 「 あれ・・・?あれって・・・」



み 「 うんー?」



麻 「 あれ・・・明日香と優子かしら・・・」



み 「 あっ、ほんとだっ。絶対そうだっ。
よしっ、声掛けに行こーーーっ、、、♪」



麻 「 ちょ、、、やめなさい。(汗)」



み 「 なんでさー、、、」



廊下をみなみとステーションに向かって歩いてたら、
先の方に微かに優子と明日香の背中が見えた。



麻 「 2人の時間を過ごしてるんだから邪魔しないの。」



み 「 むー、、、」



麻 「 明日香、来てたのね。(微笑み)」



み 「 制服だから、そのまま来たんかな?」



麻 「 優子がリハビリを兼ねて歩くって言うのは、
看護師から聞いてたけど、まさか明日香と歩いてたとは。」



み 「 微笑ましい後ろ姿だな〜。」



麻 「 明日香、相当優子のことを心配してたみたいだから。」



み 「 ゆうちゃん、これから大丈夫かな・・・」



麻 「 何か相談でも受けてるの?」



み 「 ううん。逆に、何もないから、
何考えてるかも分からないし大丈夫かなって。。。」



麻 「 そう・・・」



み 「 悩むことも考えることもないくらい、
今はゆっくりと穏やかに休んでるなら、良いんだけど。」



持ってるバインダーをパタパタとさせながら呟くみなみ。
離れていても明日香が優子をサポートしてるのが分かる。



麻 「 明日香って、案外上手かもね。」



み 「 え、なにが?・・・って、私の話聞いてた?」



麻 「 聞いてたわよ。」



み 「 で、なにが?」



麻 「 明日香って自分の為にもだけど、
何よりも人のために動ける人なのかもしれないわね。」



み 「 あー、、、面倒見もいいし?」



麻 「 まぁみなみの意見はいいとして。」



み 「 なんでよっ。」



麻 「 みなみはどうせ、
優子のことしか考えてないじゃない。」



み 「 良いじゃんか、実の姉だし。悪いかっ。」



麻 「 他の姉妹だって、列記とした実の姉妹だけどね。」



明日香と優子がどういう会話をして、
どんな世界を共有してるのかは分からないけど、
それでもその後ろ姿からは平和な空気が滲んでる。

夕方のリビング→←午後の病院3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
22人がお気に入り
設定タグ:AKB , 姉妹 , 医者
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:優菜 | 作成日時:2023年10月30日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。