午後の病院 ページ7
明日香side
学校が終わったその足で病院に来た。
ゆうちゃんに会えたらいいんだけどなぁ・・・
〜外科ナースステーション〜
明 「 こんにちは。大島優子の妹なんですけど、
今って面会することは可能ですか?」
看 「 こんにちは。大丈夫ですよ。(微笑み)
優子先生でしたら、さっき廊下を歩いてたので、
まだ病室の傍でリハビリをされてるかと思います。」
明 「 分かりました。ありがとうございます。(ペコ)」
〜廊下〜
明 「 ゆうちゃん、リハビリしてるのかな・・・」
? 「 ・・・・・・はぁ・・・・・・ふぅ・・・」
明 「 あっ・・・・・・!ゆうちゃん〜っ・・・!」
優 「 ビクッ)・・・・・ぁ、、、ハァ明日香・・・(驚)」
明 「 ゆうちゃんっ。ただいま。(笑)」
優 「 ・・・おかえり・・・(微笑み)
・・・どうしたの?こんなとこに来て・・・」
廊下の先で手すりに捕まって、
それに沿ってゆっくり歩いてる人を発見して駆けつけたら、
やっぱりリハビリ中のゆうちゃんだった。
明 「 ゆうちゃんに早く会いたかったから来てみた。(笑)
・・・はい。腕に捕まって?私に体重かけてもいいからね。」
優 「 え・・・(汗)」
明 「 1人で歩くより、一緒だった方が絶対に楽しいし、
それに頑張れそうでしょ?(笑)」
優 「 ありがと・・・優しいなぁ・・・(笑)」
明 「 私が支えるから信じて。(笑)」
優 「 ぅん。ありがとう・・・(笑)」
明 「 無理はしないでね。ゆっくりで大丈夫だから。」
ゆうちゃんの腕に腕を回して、腰当たりを支えつつ、
ゆっくりと2人で歩き始めた。
廊下の椅子にスクバを置いちゃったけど大丈夫だよね?
明 「 どこまで行くのが目標とかある?」
優 「 ううん。歩けるだけ・・・歩こうと思って・・・」
明 「 じゃあまずはあそこの角まで。(笑)」
優 「 うん・・・(笑)」
明 「 1回ゆっくりゆうちゃんと過ごしてみたかったんだ〜。
家だとのんびりは出来ないだろうって思って。。。(笑)」
優 「 ありがとう・・・(微笑み)」
明 「 ううん。いつも、姉妹を守ってくれてありがとう。」
優 「 このくらい、当たり前だよ。。。(微笑み)」
明 「 気分が悪くなっちゃったら直ぐに教えて?」
優 「 そうするね・・・(笑)」
私を信頼して身を委ねてくれてるゆうちゃん。
それが嬉しくて優しく支えつつゆっくり廊下を歩いた。
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作者名:優菜 | 作成日時:2023年10月30日 18時